
デオライトの使い方|トイレの尿石つまりを除去する手順と注意点
デオライトは、尿石汚れの付着や尿石によるトイレつまり、悪臭の解消に使える尿石除去剤です。
一般家庭で使用する場合は、劇物指定のない「デオライトL」が選ばれることが多く、尿石が原因の軽度〜中度のつまりであれば自分で対処できる場合があります。
ただし、スマホ・おもちゃ・掃除シートなどの固形物つまりには使用できません。
この記事では、デオライトLを中心に、解消できるつまり・できないつまりや正しい使い方、注意点などを解説します。
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記事の内容
尿石つまりにデオライトは使える?
デオライトは、尿石によるトイレつまりに効果があります。
ただし、おもちゃやおむつ、掃除シートなどの固形物によるつまりには使用できません。
デオライトは酸性の薬剤で、尿石の主成分であるリン酸カルシウムを溶かす働きがあります。
原因が尿石による軽度~中度のつまりであれば、十分に対応できる可能性があります。
一般家庭ではデオライトLが使いやすい

ホームセンターや通販で購入でき、劇物指定がなく一般家庭で使いやすいのがデオライトLです。
また、デオライトには無印やL以外にも、以下のようなSS・SPなど複数の種類があります。
| 種類 | 特徴 | 向いているケース | 購入しやすさ |
|---|---|---|---|
| デオライトL | 劇物指定なしで扱いやすい | 軽度〜中度の尿石・悪臭 | ◎ ホームセンター・通販で購入可能 |
| デオライトSS | 溶解力が強い業務用タイプ | 頑固な尿石つまり | △ 購入手続きが必要 |
| デオライトSP | サラサラして配管奥まで流れやすい | 排水管内部の尿石つまり | △ 購入手続きが必要 |
| デオライト(無印) | 粘度が高く尿石に密着しやすい | 小便器・こびりついた尿石 | △ 購入手続きが必要 |
SS・SP・無印は業務用の性格が強く、購入に手続きが必要な場合もあります。
家庭でのトイレつまり解消が目的であれば、デオライトLを選ぶのが良いでしょう。
デオライトLを購入できる場所
デオライトLは、ホームセンターや通販サイトで手軽に購入できます。
| 購入場所 | 特徴 | 購入しやすさ |
|---|---|---|
| ホームセンター | 店頭ですぐ購入しやすい | ★★★★★ |
| Amazon・楽天 | 価格比較しながら購入しやすい | ★★★★★ |
| 公式通販・業務用通販 | まとめ買い・業務用品も探しやすい | ★★★☆☆ |
購入できるホームセンターは、以下の店舗で置いてあることが多いです。
- カインズ
- DCM
- コーナン
- ビバホーム など
置いてある売り場は店舗で異なりますが、「トイレ用洗剤」や「排水管洗浄剤」売り場を確認してみてください。ない場合は、店舗の従業員に聞いて売り場を案内してもらいましょう。
価格を比較したい場合や自宅に届けてほしい場合は、AmazonやRakutenが便利です。
デオライトLで解消できるつまり・できないつまり
デオライトLは、尿石が原因のつまりにのみ有効です。
一方で、スマホやおもちゃ、生理用品などの固形物つまりには効果がありません。
症状に合わない場合は使用しても改善しないため、まずは原因を確認しましょう。
| デオライトLの効果 | 症状 |
|---|---|
| ◎ | 黄ばみ・尿石がある/水の流れが悪い/アンモニア臭がする |
| △ | 水が逆流する重度つまり/トイレットペーパーの大量つまり |
| ✕ | スマホ・おもちゃなどの固形物つまり |
尿石が原因であれば改善する可能性がありますが、水がまったく引かないような重度のつまりはほかの原因が発生していることも少なくありません。
デオライトLを使用しても改善しない場合は、調査も兼ねて水道修理業者へ相談するようにしましょう。
自分で直せない場合は修理業者へ早めに相談
デオライトL使用時の注意点

デオライトLは酸性の薬剤のため、塩素系洗剤と混ぜると危険なガスが発生するので注意が必要です。また、長時間放置すると便器や排水管を傷める場合があります。
安全に使用するために、作業前に以下の注意点を確認しておいてください。
- 塩素系洗剤と一緒に使わない
- ゴム手袋・マスクを着用して換気する
- 長時間放置しすぎない
- 便器内の目立たない場所で試してから使う
- 浄化槽がある場合は中和処理をおこなう
安全に作業するためにも、一つ一つみていきましょう。
塩素系洗剤と一緒に使わない
デオライトLは酸性の薬剤のため、塩素系洗剤(漂白剤・カビキラーなど)と混合すると、有毒な塩素ガスが発生するため絶対に併用しないでください。
便器内や排水管に塩素系洗剤が残っていないか、使用する前に確認しておくと安全です。
また、「まぜるな危険」の表示がある製品との併用も避けてください。
直前に別の洗剤を使っていた場合は、十分に洗い流してから使うようにしてください。
ゴム手袋・マスクを着用して換気する
デオライトLを使用する際は、ゴム手袋・マスクを着用し、薬液が飛び散る可能性があるため防護メガネも準備しましょう。
薬液が皮膚や粘膜に付着すると、炎症を起こすおそれがあります。
万が一、目や口に入った場合はすぐに大量の水で洗い流し、異常がある場合は医療機関を受診してください。
また、使用中は換気扇を回すか窓を開け、作業後もしばらく換気を続けるようにしましょう。
長時間放置しすぎない
デオライトLには、製品ラベルに記載された推奨の放置時間(15分程度)があります。
効果が出ないからといって、長時間放置し続けるのは禁物です。
放置しすぎると、便器の素材や排水管の劣化、ゴムパッキンを傷める原因になります。
規定時間を守って使用し、改善しない場合は追加使用より別の対処法を検討するようにしましょう。
便器内の目立たない場所で試してから使う
初めて使用する際は、便器内の目立たない箇所に少量を塗布して様子を見てください。
便器の素材や状態によっては、変色や表面の損傷が起きることがあります。
問題がないことを確認してから、本格的な使用に進むのが安全です。
古い便器や傷みがある便器は特に注意が必要です。
浄化槽がある場合は中和処理をおこなう
浄化槽を使用している場合、デオライトLをそのまま流すと浄化槽内の微生物に悪影響が出ます。
使用後は重曹や専用の中和剤「ピーピースカット」で中和処理をおこなってから流してください。
浄化槽の種類によっては使用自体を禁止している場合もあります。
事前に取扱説明書を確認するか、浄化槽の管理業者に問い合わせておきましょう。
タイプ別|デオライトLの使い方
トイレにデオライトLを使う前は、以下のものを準備しておきましょう。
- デオライトL
- ゴム手袋・マスク・保護メガネ
- 灯油ポンプ・コップなど
- ポリバケツ
- ブラシ
- 新聞紙・雑巾
灯油ポンプやコップは便器内の水を汲みだす際に使用し、バケツは水を入れ薬剤を流す際に使用します。
これら以外にも、状況に応じて床や壁、便器周りをゴミ袋などの撥水性があるもので養生しておくと、汚水や薬剤の飛び散り対策になります。
洋式・和式トイレの場合

洋式・和式トイレでの基本的な使い方は共通です。
便器および排水口の尿石汚れ、つまりでのデオライトLの使い方は以下の手順となります。
- 灯油ポンプやコップを使って便器内の水を減らす
- デオライトLを尿石が蓄積付着している箇所に塗布する
- つまりの場合はデオライトLを便器内に1本分250mlを投入する
- 反応させるため15分程度放置する
- ポリバケツ一杯の水を流して排水する
つまりや尿石汚れが強い場合は、一連の作業を繰り返してください。繰り返す際は、1本丸々を使用するため、複数本用意しておくことをおすすめします。
また、ポリバケツで水を流す際は、一気に流すと薬剤が跳ねる可能性があるのでゆっくり慎重に流すようにしましょう。
小便器の場合

小便器の場合は、和式・洋式とほぼ同じ作業ですが、排水溝の目皿を取り外しておく必要があります。
取り外した目皿は、デオライトLで5分ほど浸して、ブラシで擦って磨いておきましょう。
小便器での尿石汚れやつまりのデオライトLの使い方は以下の手順となります。
- 小便器内の水分を雑巾などで拭き取る
- デオライトLを尿石が蓄積している箇所に塗布する
- つまりの場合はデオライトLを排水溝内に1本分250mlを投入する
- 15分程度放置する
- ポリバケツ一杯の水を流して排水する
- 目皿を戻す
多量に尿石が付着している場合や、つまりが改善しない場合は、一連の作業を繰り返すことで改善していく場合があります。
それでも流れが改善しない場合は、尿石が排水管の奥で固着していることも考えられます。
その際は、専門業者による高圧洗浄や便器脱着作業が必要になることがあるため、あらかじめ費用の目安を知っておくと安心です。
トイレつまり・尿石つまり解消費用の目安
尿石つまりの修理費用は、軽度な薬剤洗浄で8,000〜20,000円前後、高圧洗浄で10,000〜30,000円前後が目安です。
便器脱着が必要な場合は20,000〜50,000円前後、排水管修理・交換まで必要になると30,000〜100,000円以上かかることがあります。
デオライトLで改善しない便器内の尿石汚れや、排水管内の重度の尿石つまりは、業者への依頼が必要です。
| 作業内容 | 費用目安 | 主なケース |
|---|---|---|
| 尿石除去薬剤による洗浄 | 8,000〜20,000円前後 | 軽度〜中度の尿石つまり |
| 高圧洗浄 | 10,000〜30,000円前後 | 排水管内部に尿石が蓄積している |
| 便器脱着作業 | 20,000〜50,000円前後 | 便器奥で尿石が固着している |
| 排水管修理・交換 | 30,000〜100,000円以上 | 重度つまりや配管破損がある |
対処が遅れるほど尿石が固着して除去が難しくなり、修理費用も高くなる傾向があります。
デオライトLを使ってもつまりが改善しない場合は、早めに業者へ相談することをおすすめします。
デオライトで解消できない尿石つまりは業者相談も検討を
デオライトLは、尿石が原因の軽度〜中度のつまりであれば、自分で対処できる場合があります。
しかし、水がまったく流れない、水位が下がらない、何度使用しても改善しないといった場合は、尿石が排水管の奥で固着している可能性や他の原因も考えられます。
無理に繰り返し使用すると症状が悪化し、修理費用が高くなるおそれもあるため注意が必要です。
自力で改善しない場合は、調査も兼ねて早めに水道修理業者へ相談しましょう。
依頼の際は焦って契約せず、複数の業者から見積もりを取り、料金や作業内容を比較したうえで検討することをおすすめします。
自分で直せない場合は修理業者へ早めに相談
















