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トイレに油を流しても大丈夫?つまり・悪臭などのリスクと対処法

トイレに油を流しても大丈夫?つまり・悪臭などのリスクと対処法

トイレは排泄物とトイレットペーパーを流すための設備であり、油を流すことは想定されていません。

油は排水管のトラブルにつながる可能性があるため、トイレには流さないようにしましょう

少量の油を一度流しただけで、すぐにつまるケースは多くありません。しかし、繰り返し流すことで排水管内に蓄積し、つまりや悪臭の原因になることがあります。

症状が悪化すると高圧洗浄や排水管工事が必要になり、修理費用が高額になる場合もあります。

この記事では、トイレに油を流した際のリスクや対処法、修理費用の目安、正しい油の処理方法について解説します。

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トイレに油を流しても大丈夫?

結論から言うと、油はトイレに流してはいけません

トイレは排泄物とトイレットペーパーを流すことを前提に設計されており、油を流すことは想定されていません。

油分は排水管内に残りやすく、つまりや悪臭の原因になることがあります。

少量のサラダ油を一度流しただけで、すぐにつまるケースは多くありませんが、ラーメンの残り汁のように油分が多いものや揚げ油は注意が必要です

また、一度では問題なくても、繰り返し流すことでトラブルにつながる可能性があります。

流したものによってつまるリスクは異なるため、まずは以下の表で危険度の目安を確認してみましょう。

流した油危険度
少量のサラダ油★☆☆
ラーメンの残り汁★★★
揚げ油★★★★★
冷えて固まった油★★★★★

少量であればすぐにつまることは少ない

少量のサラダ油を一度流しただけで、すぐにつまるケースは多くありません。

特に、水分の多い鍋やラーメンの残り汁、スープなどはそのまま流れていくこともあります。

ただし、「流れた=安全」というわけではありません

油は排水管の内側へ少しずつ付着しており、繰り返し流すことで蓄積し、つまりや悪臭の原因になります。

一度では問題なくても、油を流す習慣が続くとトラブルにつながる可能性があります。

蓄積によりつまりにつながるリスクあり

油は一度流しただけでは問題がなくても、繰り返し流すことで排水管内で蓄積していきます

油は水に溶けにくく、排水管の内壁へ少しずつ付着していき、蓄積すると排水管の通り道が狭くなり、水や汚れが流れにくくなるため注意が必要です。

また、尿石や汚れがすでに付着している排水管では、油がさらに蓄積しやすく、つまりが発生するリスクも高まります。

本来であれば流れていく排泄物やトイレットペーパーも排水管内で留まりやすくなり、油以外が原因のつまりを引き起こすことに繋がるため、トイレには油を流さないよう気を付けましょう。

ラーメンの残り汁など油分が多い液体でも注意

ラーメンの残り汁のような水分が多い液体でも、油分が多ければ注意が必要です

特に、こってり系の豚骨ラーメンや家系ラーメンなどに含まれる動物性脂肪は、温度が下がると固まりやすく、排水管内へ付着しやすい特徴があります。

また、麺のカスやネギなどの具材が流れ切らずに残ると、油と絡まって排水管内でかたまりを形成し、つまりを引き起こすことがあります。

ラーメンの残り汁や鍋のスープなど、油分や具材を含む液体はトイレへ流さないようにしましょう。

トイレに油を流すと生じるリスク

トイレに油を流すと生じるリスク

トイレに油を流した場合、以下のようなリスクが生じる可能性があります。

  • トイレがつまる
  • 排水管がつまって水まわりに影響が出る
  • 便器や部品が劣化する
  • 悪臭が発生する

トイレに油を流すと、トイレがつまって使えなくなるほか、排水管がつまることでキッチンやお風呂にまで影響が出る場合があります。

以下で、詳しい内容についてみていきましょう。

トイレがつまる

油をトイレに流すと、トイレがつまるリスクがあります。

少量では問題なかったとしても、排水管には少しずつ固まった油が蓄積されるため、注意が必要です。

排水管の周囲に油が付着し、そこからどんどん油の量が増えていくと、最終的には排水管が油でつまって流れなくなります。

このような状態になるのを避けるためにも、トイレに油を流すことは避けましょう。

排水管がつまって水まわりに影響が出る

水で固まった油によって排水管がつまると、トイレ以外の水まわりに影響が出るリスクがあります。

家の排水管は基本的につながっているので、一ヶ所つまるだけで全体に影響が出てしまうのです。トイレに油を流すことにより、大きなトラブルにつながる可能性も十分にあります。

お風呂やキッチンから水が逆流したり、水が流れなくなったりした際には、水道修理業者を呼ぶのがおすすめです。

便器や部品が劣化する

油は酸化する性質があるため、トイレに流すことで配管や便器を劣化させる可能性があります。

特に、油は鉄製のものに付着したままで放置するとサビが出て、鉄製の排水管を傷める傾向にあるため注意が必要です。繰り返し流すことで鉄製の排水管が徐々に劣化したり、破損したりする場合もあるでしょう。

また、油は水と混ざらないため、トイレに流してもしっかり流れず排水管に付着してしまいます。

ベットリと排水管に付着したままになることで、劣化を加速させるリスクがあります。排水管が傷んでいるとなると、業者へ依頼する場合でも修理が大規模になり、費用も高額になる傾向です。

大きなトラブルにつなげないためにも、油をトイレに流さないことはもちろん、異変を感じた際は早めに相談しましょう。

悪臭が発生する

油が排水管に溜まったままで放置すると、油が酸化して異臭が発生します。

トイレは常に水が溜まっている状態で臭いが上がってきにくいものの、洗濯機の排水部分やお風呂などから臭いが上がってくる可能性があります。酸化した油の臭いは決して心地いいものではなく、部屋中に充満すると気分も悪くなるでしょう。

排水管の奥で油が固まっている場合は掃除もしにくく、常に臭いが気になる状態になるケースも少なくありません。

また、油は放置することで酸化するのはもちろん、傷んだり腐ったりする場合もあります。衛生的に良くないだけでなく、よりキツイ臭いが発生する場合もあるため、早めの対処が必要です。

排水管の奥は自分で掃除するのは難しいため、臭いが気になる場合は業者に相談しましょう。

トイレがつまったときのNG行動

油によるトイレつまりが発生した場合は、60℃以上熱湯を流す・大量の洗剤を使う・何度も水を流すといった行動は避けましょう

つまった際に以下のような対処は、つまりの悪化や便器の破損につながる可能性があります。

NG行動理由
60℃以上の熱湯を流す便器が破損するおそれがある
大量の洗剤を使用する排水管やパッキンを傷める場合がある
無理に何度も流すつまりの悪化(排水管の奥へ押し込む)汚水が溢れる

油によるつまりは、排水管内で油が固着しているケースも多く、誤った対処によって症状が悪化する場合があります。

例えば、60℃以上の熱湯を流すと、陶器製の便器が急激な温度変化に耐えられず、ひび割れや破損を起こすおそれがあります。

また、洗剤を大量に使ったからといって油つまりが解消するわけではありません。洗剤の種類によっては配管やパッキンの劣化を早める場合もあるため注意が必要です。

さらに、つまりが解消していない状態で何度も水を流すと、汚水が溢れることがあるほか、中途半端に剥がれた油の塊が排水管の奥へ移動し、つまりがより悪化する場合があります。

トイレつまりが発生した際は、まずは安全に試せる方法から行い、難しい場合は業者に相談するようにしましょう。

>>トイレつまりの解消の費用相場を見る

油でトイレがつまった際の対処法

油でトイレがつまった際の対処法

油を流したことでトイレがつまった場合は、以下のような対処法を試してみてください。

  • お湯を流す
  • 重曹を水で薄めて流す
  • 油用の洗浄剤を使う
  • 水道修理業者に依頼する

それぞれの対処法について、詳しく見ていきましょう。

お湯を流す

油は冷えると固まる傾向にあるため、お湯を流す方法は有効です。

トイレにお湯を流す場合は40℃〜50℃程度を目安にし、熱湯を流さないように注意してください。熱すぎるお湯を流すと便器が傷んだり、温度差によって割れたりする可能性があります。

お湯を流す場合は、様子を見ながら少しずつ行うのがおすすめです。

しばらく流してみて改善が見られない場合には、何度も繰り返し行わずに業者に依頼しましょう。

重曹を水で薄めて流す

重曹は油汚れを掃除する際に用いられることが多く、油によるトイレのつまりにも効く可能性があります。

重曹を水で薄めてトイレに流し、効果があるかどうか見てみましょう。ただし、トイレがつまるほど油が付着している場合には、重曹を流しても効果がないケースがほとんどです。

何度も繰り返したからといって改善するとは限らないため、数回試して解消しない場合はプロを頼ることも検討しましょう。

油用の洗浄剤を使う

油によるトイレのつまりを解消したい場合は、油用の洗浄剤を使うのもおすすめです。

油汚れを溶かしてくれるようなものであれば、つまりを解消できる可能性があります。

しかし、ここまで紹介してきた3つの方法は、いずれも応急処置です。

根本的な解決には至らないため、一度はつまりが解消できても再発するケースが多くあります。

しっかりとつまりを解消し、不安のない状態でトイレを使いたい場合には、水道修理業者へ依頼しましょう。

水道修理業者に依頼する

トイレのつまり解消は、酷くなる前に早い段階で水道修理業者へ依頼するのがおすすめです。

無理をして自分で解消しようとしても悪化したり、根本的な解決にならず再発したりする可能性があります。トイレのつまりについては、簡単な作業であれば数千円で依頼可能です。

つまりの状態によって費用が大きく変動するため、不安な場合は無料の見積もりに対応している業者へ相談しましょう。

修理費用が50万円以上になる可能性あり

油によるトイレつまりを放置すると、高圧洗浄や排水管工事が必要になり、修理費用が50万円前後まで高額化する可能性があります

油が排水管の奥で固着したケースや、他の水回りまでつまりが広がったケースでは、配管交換や掘削工事へ発展する場合もあるため注意が必要です。

一方で軽度のつまりであれば、薬剤洗浄やローポンプ作業など数千円〜1万円台で済むケースもあります。

つまりの状態ごとの修理内容と費用目安は以下のとおりです。

状態修理内容の例費用目安
軽度のつまり薬剤洗浄・ローポンプ作業5,000〜15,000円前後
排水管内で油が固着しているトーラー・高圧洗浄30,000〜77,000円前後
排水管の一部交換が必要配管交換工事35,000〜100,000円前後
屋外排水管や下水工事まで必要排水管工事・掘削工事200,000〜500,000円前後

トイレのつまり解消の費用相場

油によるトイレつまりの修理費用は、軽度であれば5,000〜15,000円前後が目安です

比較的初期のつまりであれば、薬剤洗浄やローポンプ作業などで解消できる場合があります。ただし、油は排水管内へ付着・固着しやすく、症状によっては複数の作業が必要になることもあります。

主な作業内容と費用相場は以下のとおりです。

作業内容費用相場
薬剤洗浄5,000〜10,000円前後
ローポンプ作業8,000〜15,000円前後
ラバーカップ作業5,000〜10,000円前後

油が排水管の奥で固着しているケースでは、薬剤だけでは解消しきれない場合もあるため、症状が軽いうちに相談したほうが費用を抑えやすくなります。

トイレつまりの修理代はいくらが適正?相場や業者選びのポイントも

排水管つまりの費用相場

油が排水管の奥で固着している場合、修理費用は15,000〜50,000円前後が目安です

この段階になると、薬剤洗浄だけでは解消できず、トーラーや排水管洗浄などの専用機材による作業が必要になることがあります。

軽度のつまりよりも作業範囲が広くなるため、修理費用も高額になりやすい傾向があります。

作業内容費用相場
排水管洗浄15,000〜30,000円前後
トーラー作業15,000〜35,000円前後
排水管つまり除去20,000〜50,000円前後

油によるつまりは、排水管の奥で固着すると自力で解消することは難しくなります。

水の流れが悪い状態を放置すると、さらに広範囲の洗浄や高圧洗浄が必要になる場合もあるため、早めの対応を心がけましょう。

高圧洗浄の費用相場

油によるつまりで高圧洗浄が必要になった場合、費用相場は20,000〜60,000円前後です

高圧洗浄は、排水管内に固着した油や汚れを強い水圧で除去する作業で、通常の薬剤洗浄やローポンプでは解消できないケースで行われます。

主なケースごとの費用相場は以下のとおりです。

ケース費用相場
油が排水管内で固着している20,000〜40,000円前後
他の水回りにも影響が出ている30,000〜50,000円前後
屋外排水管までつまっている35,000〜60,000円前後

依頼する際は、事前に見積もりを取り、作業内容や追加費用の有無を確認しておきましょう。

トイレ高圧洗浄の料金の相場は?作業内容や業者依頼時の注意点など

修理費用が高額になりやすいケース

油によるつまりは、状態によって修理費用が大幅に高額になる場合があります。

油は排水管内へ付着・固着しやすく、放置するほど作業範囲が広がりやすいため注意が必要です

以下のケースに該当する場合は、修理費用が高くなりやすい傾向があります。

ケース高額になりやすい理由
長期間つまりを放置している油が広範囲で固着しやすく、作業範囲が広がるため
排水管の奥でつまっている専用機材や高圧洗浄が必要になる場合があるため
集合住宅で共用排水管に影響している共用部分まで作業が必要になる可能性があるため
他の水回りにもつまりが広がっているトイレ以外の排水管洗浄が必要になる場合があるため
油以外の異物も一緒につまっている通常の薬剤洗浄だけでは解消できない場合があるため

水の流れが悪い、ゴボゴボ音がするなどの異常を感じた場合は、悪化する前に業者へ相談しましょう。

自分で直せない場合は修理業者へ早めに相談

正しい油の処理方法

正しい油の処理方法

揚げ物や炒め物をした際、フライパンや鍋に油が余ることがありますが、そのような場合でもトイレに流すのは避け、正しい方法で処理するのがおすすめです。

油の正しい処理方法としては、以下のようなものが挙げられます。

処理方法特徴おすすめのケース
キッチンペーパーや新聞紙に吸わせる手軽に処理しやすい少量の油を捨てたい場合
牛乳パックに入れる液漏れしにくい冷ました油をまとめて捨てたい場合
ビニール袋を活用する手軽に密閉しやすい少量〜中量の油を処理したい場合
油の凝固剤を使って固めて捨てる固めて可燃ゴミとして処分しやすい揚げ油など量が多い場合
片栗粉を使って固める凝固剤がない場合でも代用しやすい少量の油を簡易的に処理したい場合
  • キッチンペーパーや新聞紙に吸わせる
  • 牛乳パックに入れる
  • ビニール袋を活用する
  • 油の凝固剤を使って固めて捨てる
  • 片栗粉を使って固める

油の量が少ない場合には、キッチンペーパーや新聞紙に吸わせて捨てるのがおすすめです。

油の量が多い場合には、牛乳パックやビニール袋の中に新聞紙などを入れ、油を注ぎ入れて捨てます。ただし、油が熱いままだと危険なので、必ずしっかり冷ましてから処理を行ってください。

揚げ物などをして大量の油を捨てたいときは、凝固剤を利用すると便利です。熱いうちに凝固剤を入れて放置しておくと冷えて固まるので、袋に入れるなどして捨てましょう。

凝固剤がないときは、熱いうちに片栗粉を入れて固める方法も便利です。

解消できないつまりはトイレ修理業者に相談しよう

油によるトイレのつまりは、初期であれば自分で対処できる場合もあります。

しかし、流れが悪い状態が続く・異音がする・他の水まわりにも影響が出ているといった場合は、自力での解消は難しい状態です。

無理に対処しようとすると症状が悪化し、修理費用がさらに高くなる可能性があります。

早めに業者へ相談するほど、作業範囲が小さく済み費用を抑えやすくなります

自力で解消できない場合は、まずは無料相談や見積もり対応を行っている業者へ相談してみましょう。

自分で直せない場合は修理業者へ早めに相談