賃貸住宅のトイレがくさい原因は?入居前と入居後の解消方法を解説
本記事では、賃貸住宅のトイレがくさい原因と、入居前と入居後における解消方法を解説します。
賃貸住宅を借りる際には部屋を内見しますが、トイレがくさくて契約を見送る方もいるでしょう。
また、実際に住んでみるとトイレから悪臭が発生して困ってしまうこともあります。
しかし、いずれの場合も解消する方法があるので心配しなくても大丈夫です!
賃貸住宅でトイレがくさいと感じる方は、記事内の方法を参考にして対応してみましょう。
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記事の内容
賃貸住宅のトイレがくさい原因は?
賃貸住宅でトイレがくさいと感じるのは、契約前の内見時と住んでから悩まされる状況に分かれます。
そこでここでは、それぞれの状況における賃貸住宅のトイレがくさい原因を解説します。
ただ、いずれの状況も問題を解消する方法があるので、不安にならなくても大丈夫です。
内見時:封水がなくなっている
賃貸住宅の部屋を契約するなら、実際の部屋を内見するはずです。
その際に、トイレを開けた途端にくさい臭いで、「エッ?」と驚くことも少なくありません。
トイレに常に水があるのはみなさんご存じのはずで、この水たまりこそが「封水」と呼ばれる下水からの臭いを遮断する役割を担っています。
空き部屋の間はトイレを使わないため、トイレ内の水が蒸発し封水が減ってしまいます。
そうなると、下水管からの臭いを遮断することができないため、「トイレがくさい!」状況になってしまうのです。
内見時:便器に黒い水垢がついている
空室の間はトイレを使わないために、溜まっている水はそのままです。
そのため、数か月もの長い間トイレの水を放置していると、黒い水垢が便器に付着することもあります。
この水垢は細菌によってできているため、くさい臭いを発生させます。
トイレ自体の見た目も悪く、「入居は断ろう・・」と思ってしまうでしょう。
入居後:トイレがつまっている
賃貸住宅に入居後、数週間でトイレつまりが起きることもあります。
原因は便器の排水口や排水管に尿石が溜まっていて、尿石にトイレットペーパーや汚物が引っ掛かりつまりを起こします。
もしかすると前の入居者が使用していた時点で、トイレの流れが悪くなっていたのかも知れません。
退去後に空室のクリーニングをしても、便器の奥や排水管まではクリーニングしないため尿石はそのままです。
そのため、入居後に直ぐにトイレつまりを起こすとトイレがくさい状況に陥ってしまいます。
入居後:タンクの中にカビが発生している
空室の間はトイレのタンク内の水もそのまま放置されます。
そのため、タンク内にカビが発生してタンクから悪臭が漂うこともあります。
一般的に入居してトイレのタンク内を調べる方は、ほとんどいないですからね。
タンクからのくさい臭いは、入居後2~3日で気づくことが多いです。
入居後:誘導サイホン作用が原因
誘導サイホン作用とは、マンションなどで起きる現象です。
上層階からの排水によって排水管内で気圧変動を起こし、下層階の部屋のトイレの封水が引き込まれ極端に減ってしまいます。
そうなると、トイレの封水が機能しないため、下水管からのくさい臭いが漂う状況となります。
誘導サイホン作用は、トイレだけでなくキッチンや洗面所など、あらゆる水まわりにある排水トラップが水切れを起こすため、部屋中がくさくなる状況に陥ります。
賃貸住宅のトイレがくさい場合の解消法
ここからは先に解説した、賃貸住宅のトイレがくさい状況を解消する方法をお伝えします。
トイレがくさいからとそれだけで、好条件の物件を諦めるのはもったいないです。
また、入居後のトイレがくさい状況も解消できるので、ぜひ参考にしてください。
内見時におけるトイレの解消法
内見時にトイレに溜まっている封水が少ない場合は、同行している担当者に頼めば水を流してもらえます。
新しくトイレに水が張った状態で、部屋の空気を入れ替えればくさい臭いは消えるはずです。
また、物件が気に入っているなら、トイレの水垢を清掃する約束をしてもらいましょう。
そして、次回の内見時に水垢もなくなり、くさい臭いもしないことを確認して契約すればスッキリします。
入居後のトイレの解消法
入居後のトイレがくさいなどのトラブルは、早期発見と報告が重要です。
入居して直ぐに、トイレの流れが悪かったりゴボゴボと変な音がしたりするなら、大家さんや管理会社に報告して対処してもらいましょう。
トイレが完全につまると、くさい臭いだけでなくトイレが使えなくなり困りますからね。
タンク内のくさい臭いは入居して直ぐに気づくため、早急に大家さんや管理会社に連絡しましょう。
自分でタンク内を掃除すると部品の破損リスクや、カビなどの汚れをトイレに流すことになり、トイレつまりの原因を作ってしまいます。
誘導サイホン作用が原因の場合は住人では対応できなので、大家さんや管理会社に報告すると改善してもらえます。
賃貸にてくさい原因がトイレつまりの場合の解消法
賃貸住宅にてトイレがくさい場合は、状況によって解消法が変わります。
入居後1か月程度なら、大家さんや管理会社に相談すれば専門業者にて解消してもらえます。
しかし、入居して数か月以上経過しているなら、いくら相談しても対応してもらえないでしょう。
そのため、自分でトイレつまりを解消させないといけません!
そこで賃貸住宅にてくさい臭いが、トイレつまりに原因がある場合の解消法を解説します。
簡易なトイレつまりなら自力で解決可能
自分で対応することになっても、簡易なトイレつまりなら自力で解決可能です。
完全につまって流れない訳でなく、流した後にトイレットペーパーや汚物が少し戻ってくるような場合です。
このようなつまりなら、市販の発泡洗浄剤やラバーカップでつまりを解消できます。
排水口の奥や排水管のつまりは素人での解消はムリ
トイレつまりの原因がどこにあるかは、目に見えないため素人では判断できません。
発泡洗浄剤やラバーカップを使ってもトイレつまりの状況が改善されないなら、排水口の奥や排水管がつまっていると考えてよいでしょう。
この場合は素人では対応不可能となり、専門的な知識や器具を扱えるプロの修理業者でないと解消できません。
放置していると完全につまってしまい、くさい臭いが充満しますしトイレが使えなくなります。
つまり解消や高圧洗浄はプロに任せよう
建築年数が経過した賃貸住宅でトイレがくさい場合は、多くが排水管に汚物がつまっていることが原因で起きます。
入居後直ぐに起きたトイレつまりは大家さんや管理会社にて対応可能ですが、トイレつまりはいつ起きるか予測不明で、入居して数か月経って起きることも多いです。
市販の発泡剤や酸性洗剤などを使った素人の対応では、トイレの排水管のつまりは除去できません。
従って、賃貸住宅でトイレつまりに困っているならプロに任せるのが最適な選択です。
配管にこびりついたヘドロ状の汚れも高圧洗浄できれいにできる
長年放置されたトイレの排水管には、汚物がヘドロ状態になりべっとりと付いています。
もちろんこの汚れは、ラバーカップなどで除去できるものでなく、専門的な器具を使わないといけません。
トイレつまりを直す水道修理業者なら、業務用の高圧洗浄機でヘドロ状態の汚れも一気にきれいにできます。
トイレをつまらせないアドバイスをもらえる
トイレをつまらせる原因は多くあり、教えてもらわないと知らずに悪いトイレの使い方をしていることもあります。
専門業者にトイレつまりの修理を依頼すれば、トイレをつまらせない正しい使い方のアドバイスがもらえます。
これにより、再度トイレをつまらせてくさい臭いで困ることがなくなります。
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