本記事では、トイレが下水臭いときの原因と対策を紹介します。

トイレは水回りの中でも臭いが出やすい場所ですが、下水臭いと何が原因なのか分からず、不安になる方も多いはずです。

下水臭さには多くの原因があり、原因を突き止めた上で適切な対処をしなければなりません。

そこで今回は、下水臭い原因と今すぐにできる対策をまとめました。

また、臭いを再発させないための予防策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

トイレが下水臭いときに今すぐできる対策

トイレが下水臭いときに今すぐできる対策は、以下の通りです。

• レバーを引いて水を流す
• 市販の薬剤（洗剤）でつまりを解消する
• トイレ全体を掃除する
• 防臭キャップを交換する
• トイレ以外の場所も掃除してみる

いずれも自分で簡単にできる内容なので、ぜひ試してみてください。

レバーを引いて水を流す

トイレが下水臭い原因の1つとして、封水切れが挙げられます。

便器内の水が少なくなっていると、隙間から臭いが上がってきてしまうので、レバーを引いて水を流しましょう。

一度、水を流すと便器内の水量がほどよくなり、臭いが上がってきにくくなるはずです。

ただし、一度流してみて封水が増えなかったり、流れてくる水の量が少なかったりするときは、タンク内に問題がある可能性もあります。

市販の薬剤（洗剤）でつまりを解消する

便器内や周囲が汚れているときは、市販の薬剤を使ってトイレつまりを解消しましょう。

尿石の付着が見られるときはサンポールなどの酸性洗剤、一般的なトイレつまりには中性洗剤やお湯を使うのがおすすめです。

また、軽度なつまりならラバーカップ（すっぽん）を使っても解消できます。

尿石や便器の汚れによって下水臭いと考えられるときは、市販の薬剤やラバーカップを使ってみてください。

トイレ全体を掃除する

下水臭さは排水溝や便器だけでなく、周囲から臭っていることもあります。

特に、汚れが飛び散りやすい床や壁は、こまめに掃除しなければ臭いがすぐに広がってしまうので、注意が必要です。

お掃除シートを使って拭き取ったり、除菌スプレーと雑巾で掃除したりしましょう。

流せるお掃除シートはトイレに流せるとされていますが、一度にたくさん流すとトイレつまりの原因となってしまいます。

その点にも気を付けながら、トイレ全体を掃除してみてください。

防臭キャップを交換する

床付近から臭いが出ているときは、防臭キャップを交換すると臭いを改善することが可能です。

トイレは床と便器の間に防臭キャップと呼ばれるプラスチック製や金属製の部品があり、破損すると隙間から臭いが漏れます。

トイレの防臭キャップの交換は自分で行うのは難しいため、気になる方は業者への相談を検討しましょう。

自分で交換できるケースもありますが、無理をすると余計に破損させてしまうので、不安な場合は最初からプロに依頼するのがおすすめです。

トイレ以外の場所も掃除してみる

トイレの下水臭さはトイレの中ではなく、別の水回り設備が原因の可能性もあります。

トイレを掃除しても臭いが取れなかったり、どうしても下水臭さが気になったりするときは、ほかの水回りに異常がないか確認しましょう。

例えば、お風呂や洗面所の排水溝がつまっていると、排水管を通してトイレにも影響が出ます。

自宅の排水管は基本的につながっているので、トイレに原因がないと考えられるときは、水回り全般を確認するのがおすすめです。

トイレが下水臭い原因は？

トイレが下水臭い原因は、トイレ内とトイレ外の両方にあります。

以下で、それぞれの内容を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしながら対策をしてみてください。

尿石など汚れが蓄積している

トイレは尿石をはじめとした汚れが付着しやすく、すぐに臭いが発生してしまいます。

便器や床、壁などが汚れていると感じたときは、できるだけ早く掃除をしてキレイな状態を保ちましょう。

汚れは放置すると、こびりついて取れにくくなってしまいます。

早い段階であれば拭き取ったり、軽くこすったりするだけでも汚れが取れるはずです。

封水切れを起こしている

長く自宅を空けていたり、トイレを使わない時間が長ったりすると、封水が減って下水臭くなることがあります。

封水とは、便器内に溜まっている水のことで、排水管から臭いが上がってくるのを防ぐためのものです。

例えば、旅行に行っていて数日間トイレを使わなかった場合、封水が蒸発して減ることでトイレが下水臭くなります。

封水はトイレを一度流すだけで元の状態に戻せるので、長く家を空けた後はトイレを流しましょう。

排水管に汚れやカビが付着している

排水管の奥に汚れやカビが付着していると、見える部分だけを掃除しても臭いは取れません。

ブラシでこすっても便器内しか掃除できないので、排水管を掃除したいときは薬剤を使用しましょう。

トイレの配管掃除にはデオライトLや「重曹＋クエン酸」、トイレ用のクリーナーなどを使うのが有効です。

汚れの原因にあわせ、最適な洗剤を選んで使用してみてください。

隣接する水まわり設備に問題がある

トイレの下水臭さの原因は、トイレ以外にもあります。

洗面所やお風呂場、洗濯機とつながっている排水管などに問題があると、トイレから臭いが上がってくる可能性があり、注意が必要です。

例えば、お風呂場や洗面所は髪の毛や石鹸カスがつまりやすく、下水臭さの原因になります。

トイレを掃除しても臭いが消えないときは、お風呂や洗面所の排水溝も掃除してみてください。

また、排水管の奥から臭っているようなときは、業者に依頼して排水桝や排水管を洗浄してもらうのがおすすめです。

トイレつまりが起きている

トイレが流れにくいと感じるときは、トイレつまりが起きているかもしれません。

一見、水が流れているように見えても、水位が上がってから下がるようなときは、つまりが発生しています。

時間が経てば水が流れるからといって放置すると、トイレつまりが悪化して危険です。

排泄物やトイレットペーパーが便器の奥につまった状態が続けば、どんどん臭いも酷くなります。

少しでも水が流れにくいと感じるときは、ラバーカップや薬剤を使って早めにトイレつまりを解消しましょう。

トイレと床の間に隙間がある

トイレと床に隙間があいているときは、つなぎめから下水の臭いが上がってくることがあります。

そんなときは、コーキングをして隙間を埋めたり、隙間を埋めるためのテープを使ったりして対処しましょう。

トイレの下には排水管が通っており、隙間があれば必然的に臭いが出てしまいます。

特に、古くなったトイレは経験の劣化で隙間ができてしまうことが多いので、確認しておきましょう。

自力で解決できないときの対処法

自力で解消できないときは、故障箇所を修理してもらうなど、業者への依頼がおすすめです。

以下で、詳しく解説します。

故障している箇所を修理してもらう

水が流れない、便器内の水が少ないなどによるトラブルが起きているときは、故障箇所を修理をすると臭いが出なくなる可能性があります。

例えば、水の流れが悪くて封水切れを起こしているのであれば、タンク内をチェックしましょう。

タンク内の部品が故障していると水が上手く流れず、封水切れやトイレつまりによる臭いが発生してしまいます。

部品の修理や交換は自分でできる場合もありますが、無理をすると別の場所を壊してしまうこともあるので、迷った際は水道修理業者などへの相談がおすすめです。

排水管や排水桝の洗浄を依頼する

トイレ以外から臭っている、掃除や対処をしても解決しないときは、排水管や排水桝に原因があるかもしれません。

見えない奥の部分に汚れや臭いの原因があるケースもあるため、そのようなときは排水管や排水桝の洗浄を依頼しましょう。

臭いの元をキレイにすれば、トイレ以外の下水臭さも一緒に取ることができます。

排水管や排水桝の洗浄は自分で行うのが難しいので、水道修理業者に相談してみてください。

普段は掃除できないところも、しっかりとメンテナンスしてもらえるため、定期的に依頼するのもおすすめです。

トイレが臭くなるのを予防する方法

次に、トイレが下水臭くなるのを予防する方法を紹介します。

定期的に掃除をする

下水臭いのを予防したいときは、定期的に掃除をするのがおすすめです。

特に、トイレは尿の飛び散りなどで臭いがこもりやすいので、こまめに拭き取りをしましょう。

1日の終わりにお掃除シートで拭いたり、週に1回ほど床を拭いたりするだけでも、臭いを予防できます。

換気を行う

臭いがこもるのが気になるときは、換気をするのもおすすめです。

トイレに換気扇が付いている場合は、常にまわしておけば臭いを軽減できますが、付いていないときは定期的に窓やドアを開けて空気を入れ替える必要があります。

湿気がこもると、カビの原因にもなってしまうので、定期的に換気をしてください。

その他、臭いの原因を取り除いてから消臭剤を設置するのも有効です。

下水臭いままで消臭剤を置いても、臭いを紛らわせるだけになってしまうので、まずは根本的な解決を目指しましょう。

プロの業者にメンテナンスを依頼する

下水臭い原因が排水桝や排水管にある場合は、プロの業者にメンテナンスを依頼するのもおすすめです。

排水桝には、細かなゴミやホコリなどが蓄積されているので、半年に1回を目安に掃除をする必要があります。

自分でも掃除できますが、しっかりキレイにしたいのであれば業者への相談を検討しましょう。

費用は数千円から30,000円ほどなので、まずは見積もりを取得してみてください。

トイレが下水臭いなら「トイレつまり解消隊」へ相談

今回は、トイレが下水臭い原因と対処法を紹介しました。

トイレつまり解消隊は、排水桝や排水管のメンテナンスや掃除を行なっており、下水の臭いを根本から解決できます。

もちろん、トイレつまりやタンク内のトラブルにも対応可能です。

原因を突き止めた上で適切な対処をしてくれるので、原因が分からないときでも気軽に相談できます。

見積もりや出張、キャンセル料など余計な費用は一切かかりません。

累計対応件数100万件と実績も十分にあるので、ぜひ一度お問い合わせください。

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