トイレつまりの解消に食器用洗剤が有効！使用方法を解説
食器用洗剤でトイレつまりを直す方法を解説します。
食器用洗剤はタンパク質の汚れを溶かし出すことでトイレつまりの解消につながります。
また、食器用洗剤でトイレつまりを解消する際の注意点や、食器用洗剤以外でトイレつまりを解消する方法も併せて解説。
トイレが頻繁につまる、ラバーカップ（すっぽん）などの道具が家にない方は、参考になさってください。
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記事の内容
食器用洗剤でトイレつまりを解消する方法
まずはトイレつまりを食器用洗剤で直す手順を解説します。
- 止水栓を閉める
- 便器内の水を汲み出す
- 食器用洗剤を約100ml投入する
- ぬるま湯をゆっくり注ぐ
- 30分程度放置する
- 水を流して流れをチェックする
それぞれの詳しい方法について、具体的に解説します。
止水栓を閉める
作業の前に、トイレのタンク周辺や便器近くにある止水栓を閉めましょう。
止水栓を閉めるとトイレへの新たな水の供給が止まり、水漏れを予防できます。
万が一止水栓を閉め忘れると、作業中にトイレから水が漏れ出したり、トイレが水浸しになったりする恐れもあります。
そのため、作業前は必ず止水栓を閉めてください。
便器内の水を汲み出す
次に紙コップなどで便器内の水をできるだけ汲み出しましょう。
トイレがつまって水位が高まっている場合だけでなく、水位が落ち着いていても水を汲み出しておくことをおすすめします。
後の手順で便器内にぬるま湯を注ぐ行程があり、その際に水が溢れることを防ぐためです。
水位が高い場合は、通常の水位以下になるように水を汲み出して、水の量を調整してください。
食器用洗剤を約100ml投入する
続いて、食器用洗剤を約100ml投入します。
食器用洗剤は事前に量を測っておき、洗剤の入れすぎや少なすぎに注意しましょう。
大量に洗剤を入れると泡が便器から溢れやすくなり、少なすぎると効果が薄まります。
勢いよく入れると泡立ちやすくなり、水があふれるので注意してください。
40～60℃程度のぬるま湯をゆっくり注ぐ
食器用洗剤を投入したら、40～60℃程度のぬるま湯を注ぎます。
60℃以上の熱湯では、便器が破損するリスクが高いので注意してください。
勢いよく注ぐと水が便器からあふれてしまうため、ゆっくりと注ぎましょう。
また、ぬるま湯の量が多すぎると洗剤が薄まり、効果が発揮されない可能性があります。
勢いや量に注意しながらぬるま湯を注ぐのが成功の秘訣です。
30分程度放置する
便器内にぬるま湯を注いだら、30分ほど放置します。
1時間以上時間を置くと便器が傷む可能性が高まるため、放置する時間は守るようにしてください。
また、放置時間が短すぎても効果が低くなります。
水を流して流れをチェックする
30分程度時間を置いたら、解消したか水を流して確認してください。
スムーズに水が流れれば、解消しています。
水が流れないときは、何度か食器用洗剤を使う、他の方法を試すなどで対応してください。
食器用洗剤でトイレつまりを解消する際の注意点
食器用洗剤でトイレつまりを解消する際は、以下に注意してください。
- 洗剤を混ぜて使用しない
- トイレの材質によっては傷む可能性がある
- ひどいトイレつまりには効果がない
使用方法によっては危険な物質が発生したり、便器を傷めるリスクがあったりするため、注意しましょう。
注意点を具体的に解説します。
洗剤を混ぜて使用しない
洗剤を混ぜて使用することは、絶対にやめましょう。
洗剤に含まれる成分同士が反応し、有害物質が発生する恐れがあります。
食器用洗剤を用いる場合は、必ず1種類の洗剤を使用してください。
なお、何度か行程を繰り返す場合も、混ざらないように、毎回同じ洗剤を使用しましょう。
トイレの材質によっては傷む可能性がある
トイレの材質と食器用洗剤の組み合わせによっては、便器が傷む可能性があります。
特に特殊な材質やコーティングの便器を使用している場合は注意が必要です。
食器用洗剤を用いても問題がないか、事前にチェックしましょう。
ひどいトイレつまりには効果がない
水がまったく流れない、便器から水があふれ出しているなどの場合は、水道修理業者に連絡しましょう。
水の流れが完全に止まっている場合は、食器用洗剤ではつまりを解消できない可能性が非常に高いです。
また、固形物やティッシュペーパーや清掃用のシートなどの水に流れないものを誤って流してしまった場合は、流したものを必ず取り除く必要があります。
なぜ？食器用洗剤がトイレつまり解消に効く理由
トイレつまりの解消に食器用洗剤が効く理由は、次のとおりです。
- 排水管内のすべりが良くなる
- 界面活性剤が汚れを溶かす
- たんぱく質の汚れが溶け出しやすい
それぞれの詳しい理由について、具体的に解説します。
排水管内のすべりが良くなる
食器用洗剤を使用すると、排水管内のすべりがよくなって流れがスムーズになります。
排水管の流れの悪さが原因でトイレがつまっていた場合は、すべりが改善されることで水が流れやすくなるでしょう。
排水管内は目視できないため、定期的に清掃したり、水道修理業者の点検を受けたりすることをおすすめします。
界面活性剤が汚れを溶かす
食器用洗剤に含まれる界面活性剤が汚れを溶かし、水の流れを改善します。
排水管内に汚れが溜まっていた場合は、界面活性剤の働きで汚れが溶け出し、つまりが解消されます。
なお、食器用洗剤で改善できない排水管内のつまりは、水道修理業者に高圧洗浄を依頼することもおすすめです。
タンパク質の汚れが溶け出しやすい
食器用洗剤は、食品に含まれるタンパク質汚れや油汚れを溶かす効果が高いです。
排泄物にもタンパク質や油が含まれており、食器用洗剤で排泄物に含まれる成分を溶かし出すことで、つまりが解消されやすくなります。
また、便器内や排水管内にこびりついた汚れも、食器用洗剤が溶かしてくれます。
食器用洗剤でトイレつまりが解消できない場合の対処方法
食器用洗剤でつまりが解消できない場合は、他の方法を試してみましょう。
食器用洗剤でトイレつまりが解消できない場合の対処方法は、主に次のとおりです。
- 時間を置いてから再び水を流す
- トイレつまり専用の洗剤を使用する
- ラバーカップ（すっぽん）を使用する
- 真空式パイプクリーナーを使用する
それぞれの具体的な方法について、詳しく紹介します。
時間を置いてから再び水を流す
水の流れが悪い場合は、時間を置いてから再び水を流す方法があります。
時間を置くことで、つまった排泄物やペーパーが水に溶け出し、水の流れが解消されるかもしれません。
水の流れが悪化した状態のまま何度も水を流すと、水位が高くなり水があふれる可能性があります。
30分〜半日程度時間を置いてから、再び水を流してみましょう。
トイレつまり専用の洗剤を使用する
トイレつまり専用洗剤は、食器用洗剤よりもトイレつまりの解消に特化しています。
そのため、より汚れが溶けやすかったり、つまりが解消されやすかったりと効果が高いのが特徴です。
トイレつまりを解消するための、専用洗剤の使用方法は次のとおりです。
- 止水栓を閉める
- 便器内の水を汲み出す
- トイレつまり専用洗剤を便器に入れる
- 時間を置く
- レバーを引いて水を流す
一度で解消されない場合は、数回繰り返すのもおすすめです。
パッケージに詳しい使用方法が記載されているため、用法や用量を守って使用しましょう。
ラバーカップ（すっぽん）を使用する
ラバーカップはすっぽんとも呼ばれ、トイレつまりの解消に効果的な道具です。
ラバーカップの使用方法は、次のとおりです。
- 止水栓を閉める
- カップ部分を便器の排水口内に押し込む
- ゆっくりと力を入れて押し込み、真空状態を作る
- 勢いよく引き抜く
- レバーで水を流して流れを確認する
- 解消されなければ数回繰り返す
真空状態を勢いよく解消することで、つまりが解消されます。
真空式パイプクリーナーを使用する
真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも強力な真空状態をつくることができる道具です。
手順は次のとおりです。
- 止水栓を閉める
- 排水口にカップを押し込む
- ハンドルを引く
- クリーナーを押したり引いたりする
- レバーで水を流して流れを確認する
- つまりが解消されるまで繰り返す
何度か繰り返してもトイレつまりが解消されない場合は、つまりがひどく自身では対処できない可能性が考えられます。
無理して解消しようとせず、水道修理業者に連絡して修理を依頼しましょう。
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