
トイレの水抜きで凍結を防ぐ方法!手順と凍ったときの対処法
トイレの水抜きで凍結を防ぐ方法についてご紹介します。
寒い季節になり気温が下がると、水が入っているトイレやトイレタンクは凍結することがあり、膨張によって設備の破損が起こる可能性があります。
それを事前に回避するためにも、特に気温が下がりやすいエリアや時期には、トイレの水抜き作業が欠かせないのです。
この記事を読めば、トイレやウォシュレットトイレの水抜き方法を理解でき、凍結によって引き起こされる破損・事故を事前に食い止めることができます。ぜひ参考にしてください。
今週のNo.1
おすすめ優良業者!
トイレつまり専門だから、あらゆるトイレトラブルも任せて安心!業界随一の低価格で、トイレつまりの問題を根本から解決します。作業後のアフターフォローも万全!見積り・ご相談は【完全無料】一都三県・関西エリアに即駆け付けます!
\累計対応件数100万件突破/詳細はこちら
記事の内容
トイレの水抜きは必要?
まずは、トイレの水抜きの必要性について解説します。
凍結予防なら、気温が氷点下になるような寒い地域は水抜きが必要です。
また、寒い時期に長期的に家を空ける場合、寒い地域ではなくても必ず水抜きをしましょう。
水抜きが必要な気温やケース、地域について、具体的に解説します。
最低気温−4℃以下、最高気温が氷点下なら水抜きが必要
気温の目安として、最低気温−4℃以下、最高気温が氷点下なら水抜きが必要です。
寒冷地であれば、最高気温が氷点下になる日は珍しくありません。
毎日暖房をつけて自宅にいる場合は、部屋の温度が保たれるため凍結の心配は薄いです。
一方で、仕事で自宅を空ける時間が長い場合は、可能な限り暖房をつけたり、こまめに水抜きしたりするとよいでしょう。
毎年大丈夫だからと安心せず、気温を見ながら水抜きの必要性をチェックしてみてください。
長期的に家を空ける場合は必ず水抜きを
最高気温が0℃を超えていても、長期的に家を空ける場合は必ず水抜きをしましょう。
とくに年末年始の帰省などで長引く場合は、忘れずに水抜きをしてください。
トイレだけでなく、洗面台やキッチンなども抜かりなく行いましょう。
また、忘れがちなのが屋外の水道です。
庭などに水栓がある場合、屋内よりも凍結しやすいため、忘れずに水抜きをしてください。
寒さが厳しい地域は水抜きが必要
冬に積雪がある地域は、基本的に水抜きが必要です。
北海道や東北、北陸のほか、積雪がある山間部なども、水抜きを行いましょう。
また、積雪が少ない関東以南の地域も油断してはいけません。
年によっては冷え込んだり、急激に気温が下がったりすることもあります。
さらに気温が高めの地域はエアコンのみで暖房をつけることも多く、家全体が温まりにくいケースも考えられます。
トイレが冷えていると凍結のリスクも高まるため、どの地域も冬は水抜きが必要になる可能性があります。
凍結予防のためのトイレの水抜き方法
凍結予防のためのトイレの水抜き方法をご紹介します。
難しそうなイメージがあるトイレの水抜きですが、誰でも簡単にできる作業ですので心配ありません。
具体的な方法を手順通りに解説しますので、ぜひ参考にしてください。
作業に必要な道具と準備
水抜きをする前には、必要な道具や用具を揃えて準備しておきましょう。
あると便利なものは以下の通りです。
- ゴム手袋
- ビニールシート
- 雑巾
- マイナスドライバー
ゴム手袋は手を守るため、ビニールシートや雑巾は水漏れした時に対応するため、そしてマイナスドライバーは止水栓を閉める時に必要です。
止水栓を閉める
まずは止水栓を閉めて、水の供給を止めます。
一般的に止水栓は、壁や床からタンクに繋がる給水管の付け根付近に設置されています。
近年増えているタンクレストイレの場合は、止水栓が本体の化粧カバー内に入っている可能性がありますので、探してみてください。
止水栓を見つけたら、マイナスドライバーで時計回りに回して閉めます。
トイレタンクの水を抜く
トイレで用を足した後と同様に、レバーを引いてトイレタンクの水を抜きます。
レバーを何度か引いて水を流すと、完全に水が流れなくなります。
水が流れなくなってきたら、トイレタンクが空になりつつある合図です。
レバーを引いても一切水が流れなくなると、トイレタンクの水抜きは完了です。
ウォシュレット(温水洗浄便座)の水抜き方法
ウォシュレットトイレの水抜き方法をご紹介します。
通常のトイレと異なり、ウォシュレットタイプのトイレは凍結対策の水抜き方法が異なります。
初めてでもすぐトライできるように手順ごとに解説していますので、ぜひ参考にしてみましょう。
水抜き栓の場所を確認する
最初に行うべきは、ウォシュレットの水抜き栓の位置を正確に把握することです。
多くの機種では本体の側面または給水ホース付近に設置されていますが、メーカーや型番によっては異なる位置になることもあります。
誤った部品を操作すると故障の原因になるため、必ず取扱説明書で機種固有の位置を照らし合わせて確認してください。
以下は、主なメーカーで報告されている設置例と、その操作時の注意点です。実際の位置は機種により異なる可能性があります。
ウォシュレットのメーカー名 | 主な水抜き栓の場所 |
---|---|
TOTO | ウォシュレット本体の正面から見て左側の側面に設置 |
Panasonic | ウォシュレット本体の後方・機種によっては側面に設置 |
LIXIL | ウォシュレット本体の後ろ側や横側に「水抜き栓」と書かれた部品あり |
TOTO
多くの TOTO機種では、本体正面から見て左側の側面にキャップ型の水抜き栓が配置されていることが報告されています。
キャップはマイナスドライバーや硬貨などでゆっくり緩めて内部の水を排出できますが、一気に外すと水が飛び散るためバケツやタオルを用意してから作業してください。
LIXIL
リクシルでは本体後方や側面に「水抜き栓」と明記された部品が設置されていることが多いです。
キャップを外すと同時にノズル掃除を併用すると、配管・タンク内の残水まで効率よく抜けやすくなります。
ただし本体が大型・空間が狭い場合は、ゴム手袋を使って作業するなど安全対策を講じましょう。
Panasonic
Panasonic製のトイレでは、本体の後方に水抜き栓が取り付けられている機種が多く、機種によっては左右の側面にも設置されているケースがあります。
水抜き栓を緩めると給水ホース内や本体内部の水が流れ出すため、ノズル掃除モードで内部の圧力を抜いてから行うと安全性が高まります。
公式FAQ にも「本体後方の水道水フィルター(水抜き栓)をドライバーでゆるめて取り外す」方法が紹介されているので参考にしてください。
内部の水を排出する
ウォシュレット本体の内部にはノズルや配管に残った水があるため、そのままにしておくと凍結の原因になります。
ですから、水抜き前にノズル掃除ボタンを押すと内部に残った水をある程度排出でき、機械内部の残水を減らすことができます。
タオルを便器の前に敷いて作業すれば、水が飛び散っても掃除がしやすいでしょう。
水抜き栓を緩めて水を出す
その後、水抜き栓をゆっくり緩めると本体内部や給水経路に残った水が排出されます。
ただ勢いよく緩めると水が飛び散ることがありますので、ゆっくりと少しずつ緩めて、下や周りにタオルやバケツを用意してから作業すると床を濡らさずに済みます。
完全に排水されたかどうかは、水が出なくなったかを目視で確認してください。
しっかり水を抜くことで、凍結による破損リスクを大幅に減らすことができます。
水抜き後の再開手順
ウォシュレットの水抜き後に再開する手順をご紹介します。
簡単に元に戻すことができますので、以下の手順通りにトライしてみましょう。
止水栓をゆっくり開ける
水抜き後にウォシュレットの使用を再開する際には、まず止水栓をゆっくり開けることから始めます。
勢いよく開けると配管に圧力が急激にかかり、内部の部品にダメージを与える恐れがあるため注意が必要です。
特に長期間水を止めていた場合は、配管内に空気が残っていることが多いため、必ず少しずつ開けて様子を確認してください。
タンクに水をためる
止水栓を開けるとウォシュレット内部のタンクに水が供給されますので、タンクが満水になるまで待ちましょう。
タンクのサイズにもよりますが、水が溜まったり給水が安定するまでに数分程度かかる場合があります。
順調に給水されていれば問題ありませんが、給水が途中で止まったり、異音がする場合は弁の不具合や内部の詰まりが考えられるため、一度止水して点検を行ってください。
通水を確認する
タンクが満水になったことを確認したら、実際にノズルや洗浄機能を試して水がスムーズに出るかチェックします。
水量が弱いとか異常な音、水漏れが見られる場合は、内部に空気が残っていたり部品の劣化が疑われます。
数回繰り返して正常に通水するかを確かめ、少しでも異常がある場合は使用を中止し、メーカーや専門業者の点検や修理を検討してください。
ウォシュレットの動作確認をする
もうすでにウォシュレットが接続されている場合、あるいは一体型などのウォシュレットでは、再開時に必ず動作確認を行ってください。
具体的には、ノズル洗浄機能を作動させて水が適切に出るかをチェックします。
また温水機能や便座の温度が正常かを確認し、リモコン操作や本体ボタンの反応も試しておきます。
異常がなければ通常どおりの使用を再開できるでしょう。
水抜き時の注意点
トイレの水抜きを行うにあたって、いくつかの注意点があります。
この注意ポイントを理解していない状態で作業を行うと、思いもよらないトラブルに巻き込まれることもあります。
ぜひ水抜きの作業前に把握しておきましょう。
水抜き作業の前に止水栓を閉める
トイレの水抜き前に一番覚えておくべきポイントは、必ず止水栓を閉めることです。
止水栓を閉めずに水抜き作業を行うと、水が流れ続けて作業が困難になるだけでなく、勢いよく水が噴き出して思わぬ事故につながる恐れもあります。
安全に作業を行うための基本中の基本なので、忘れないようにしましょう。
封水には必ず不凍液を入れる
トイレの便器には「封水」と呼ばれる水が常にたまっており、下水からの臭いを防ぐ役割を担っています。
ただし、寒冷地ではこの封水が凍結するリスクがあるため、水抜き後はトイレ用の不凍液を入れて対策することが推奨されています。
もし不凍液を入れることを忘れると、封水が凍結して膨張し、便器が割れたり配管が破損する可能性も否定できません。
注意点として、車用の不凍液は絶対に使用しないでください。
車用はトイレの陶器や樹脂部分に悪影響を与え、劣化や変色を招くおそれがあります。
さらに有毒成分(エチレングリコールなど)を含むため、生活排水として流すことができず環境汚染にもつながります。
必ずトイレ専用の不凍液を選んで入れるようにしましょう。
水抜きを忘れて凍結した場合の対処方法
万が一水抜きを忘れて凍結した場合、慌てずに次の対処を行いましょう。
- 部屋全体を温める
- トイレにぬるま湯を注ぐ
- 水道修理業者に依頼する
なお、無理に凍結を解消しようとしたり、凍った状態で水を流したりすると、水道管が破裂するリスクがあります。
それぞれの対処方法について、具体的に解説します。
部屋全体を温める
まずは部屋全体を温めて、暖気を行き渡らせます。
部屋が十分に温まると、水道管の内部で凍結した水が徐々に溶け出し、水道が通る可能性があります。
無理に水を出そうとせず、まずは部屋を温めることを優先してください。
可能であれば半日〜1日程度部屋を温めてから、少しずつ水道をひねることをおすすめします。
トイレにぬるま湯を注ぐ
トイレの便器内に溜まった水が凍っている場合は、便器内にぬるま湯を注いでみてください。
なお、熱湯を注ぐと便器が破損する恐れがあるため、必ずぬるま湯を用いましょう。
ぬるま湯を注ぐと、少なくとも便器内の水は溶け出します。
しかし、配管内やトイレタンク内に溜まった水は凍ったままの可能性が高いです。
そのため、やはり部屋全体が温まってからレバーを引き、水が流れるか確認しましょう。
なお、温度差により便器や配管の破損や破裂につながる可能性があるため、熱湯は絶対にかけないようにしてください。
水道修理業者に依頼する
自身での解決が難しい場合、水道管が破裂しないか不安な場合は、水道修理業者に調査や修理を依頼してください。
水道修理業者は水道管の取り扱いや凍結の解消にも慣れているため、手早く問題を解決します。
基本的には無理に自分で解決しようとせず、プロに依頼した方が安心です。
寒い地域の水道修理業者は、水道管の修理にも慣れているため、信頼できるでしょう。
すぐに水道修理業者に対応してもらいたい方は、即日対応OKな水道修理業者に依頼しましょう。
凍結時にやってはいけないこと
トイレが凍結した際は、焦って誤った行動を取ると、便器や配管をさらに傷めたり、破損による水漏れなどの二次被害を招く危険があります。
ここでは、凍結時に絶対に避けるべき行為と理由を解説します。
凍結部に熱湯をかけない
低気温もしくは寒さで凍結した際、早く解凍したいからと熱湯をかけるのは厳禁です。
トイレの素材は陶器や樹脂ですので、これらの材質は急激な温度変化に弱く、破損やひび割れの原因になるからです。
また、熱湯をかけると内部のパーツも歪んだりして劣化しやすくなります。
急いで解凍したい時には、必ずぬるま湯か暖房による室温上昇を利用してください。
無理にレバーを操作しない
もし凍結している状態でレバーやボタンを無理に操作すると、内部機能が破損する可能性があります。
レバー操作に違和感を感じた時には無理に動かさず、凍結が解消してから試してください。
何回も水を流さない
凍結を解消したいからといって繰り返し水を流すと、水があふれて床に漏れ出す恐れがあります。
さらに、まだ解凍していない状態で水が出てくるので、配管内で水が行き場を失い、水漏れや破損につながるリスクも否めません。
完全に解凍するまでは、安易に繰り返し水を流さないことが大切です。
水道修理業者に依頼するポイント
トイレの水抜きを忘れて凍結した場合、水道修理業者に依頼するポイントは次のとおりです。
- すぐに駆けつけ可能な水道修理業者を選ぶ
- 地域密着型の水道修理業者を選ぶ
- 料金相場に近い価格の水道業者を選ぶ
急なトラブル時にも慌てず、価格や対応スピードなどのニーズに適した水道修理業者を選んでください。
中には悪徳業者や詐欺も考えられるため、可能な限り吟味しながら水道修理業者を選ぶことをおすすめします。
それぞれの具体的なポイントについて、詳しく解説します。
すぐに駆けつけ可能な水道修理業者を選ぶ
水道管の凍結は急を要するトラブルのため、なるべくすぐに駆けつけられる水道修理業者を選びましょう。
突然冷え込みが厳しくなった時期には、水道管トラブルが頻発する可能性があります。
そのため、普段はすぐに駆けつけ可能でも、何日か待たなければならないタイミングがある可能性も考えられるでしょう。
まずは電話などで相談し、最短でいつ頃来られそうか確認してみてください。
すぐに対応可能な業者やお住まいの地域によっては、最短20分程度での駆けつけも可能です。
即日で修理に来てもらえれば不安も解消され、その日のうちに水道を使えるようになる可能性も高いでしょう。
地域密着型の水道修理業者を選ぶ
地域密着型の水道修理業者は、周辺地域の水道管事情に精通しています。
そのため、水道管トラブルの依頼は、地域に根ざした水道業者を選ぶとよいでしょう。
周辺地域の水道管状況や、最近の水道管トラブルについても教えてもらえることがあります。
また、水道修理業者によっては作業代金以外にも、出張料金や交通費を請求されるケースがあります。
余計な出費を防ぐためにも、自宅から近い水道修理業者を選ぶことがおすすめです。
料金相場に近い価格の水道業者を選ぶ
業者を選ぶ際に一番気掛かりなのは、修理費用相場との比較です。
水道業者を選ぶ際は、極端に安すぎたり高すぎたりするところは避け、料金相場に近い適正価格の業者を選びましょう。
相場に沿った費用提示をする会社は、作業内容や対応も誠実である場合が多く、初めての依頼でも安心して利用できます。
以下の料金相場を参考にして、業者を選択してください。
作業内容 | 相場料金(税込) | 備考 |
---|---|---|
トイレの凍結解消(軽度) | 10,000〜15,000円 | 部屋を温める・簡単な解氷作業 |
トイレの凍結解消(中度) | 15,000〜20,000円 | 便器・タンクの解氷、ウォシュレット含む |
水道管の凍結解消 | 20,000〜30,000円 | 配管全体の凍結や給水管ヒーター使用など |
水道管破裂の修理 | 30,000円〜数十万円 | 配管交換・床下修繕が必要になるケースあり |
凍結すると取り返しのつかないトラブルになるリスクも
トイレをはじめ水道が凍結すると、水道管が破裂するリスクがあります。
水道管が破裂した場合、莫大な修理費用がかかるだけでなく、しばらく水道が使えず不便な生活を強いられます。
また、集合住宅の場合はさらに被害が大きくなり、最悪の場合は他の部屋も水道が使えなくなるでしょう。
損害賠償の金額も跳ね上がるため、凍結には十分注意しなければなりません。
なお、極端に冷え込むタイミングだと、地域で水道管の破裂が頻発することがあります。
水道修理業者に依頼してもすぐにきてもらえない場合があるため、冷え込む時期は注意が必要です。
水道がしばらく使えないだけならさほど問題ではありませんが、甚大な被害につながるリスクもあります。
そのため、冬は水道管が凍結しないよう心がけてください。
トイレの凍結で困ったら「トイレつまり解消隊」に相談を
トイレの水抜きで凍結を防ぐ方法をご紹介しました。
特に寒い時期に起こりやすいトイレの凍結トラブルですが、凍結は放置すると配管破損や水漏れにつながる危険があります。
比較的軽い症状なら「凍った時の対処法」を参考にして対処できますが、自分で対処できない場合は専門業者への依頼が安心です。
トイレつまり解消隊なら、全国対応で凍結トラブルにも迅速に駆けつけ、凍結解消や必要な修理まで一括対応が可能!
24時間受付しているため、急な凍結トラブルでも安心して相談できます。
繰り返すトイレの凍結トラブル、あるいは水抜き作業をセルフでうまくできないとお悩みの方は、まず一度ご相談ください。