ブログ

トイレのタンク修理は自分でできる?故障の原因や交換方法を解説!

トイレのタンク修理は自分でできる?故障の原因や交換方法を解説!

トイレに流れる水が止まらない、レバーを回しても水が出ないなど、急にトイレの動作が悪くなり困った経験はありませんか? トイレのトラブルに遭遇した場合、簡単な故障なら自分で直したいと思う方も少なくないでしょう。しかし、正しい手順を知らずに修理を始めてしまうと、故障が直らないばかりか、かえって悪化してしまう可能性もあります。

本記事では、自分で直せるトイレの故障にはどのようなケースがあるのか、直すための手順をわかりやすく解説しているので、簡単な故障であれば自分で修理できるようになります。

これからトイレの修理を自分で行いたいと考えているなら、ぜひ参考にしてください。

 

今週のNo.1
おすすめ優良業者!

cta

トイレつまり専門だから、あらゆるトイレトラブルも任せて安心!業界随一の低価格で、トイレつまりの問題を根本から解決します。作業後のアフターフォローも万全!見積り・ご相談は【完全無料】一都三県・関西エリアに即駆け付けます!

\累計対応件数100万件突破/詳細はこちら

トイレ修理は自分でできるケースも多い

トイレの状態から考えられる原因と対処法!

 

トイレのタイプとトラブルの内容によっては、トイレ修理は自分でできます。

 

トイレ修理を自分で行うためには、使っているトイレのタイプを把握しなければなりません。基本的に、トイレは大きく分けると2つの種類があります。

 

・タンクトイレ
・タンクレストイレ

 

上記2種類のうち、タンクトイレであれば自分で修理できるケースが多いです。タンクトイレには密結タイプ、平付タイプ、隅付タイプがあり、水を貯めておくタンクと便器が分かれていて、タンクは壁などに固定されています。一般的に、トイレと聞くとこのスタイルをイメージする方が多いでしょう。タンクトイレは構造や仕組みが単純なため、手順さえわかれば自分でトラブルを解決できます。

 

一方、タンクレストイレはタンクの機能が便器に内蔵されています。タンクが分離していないため、トイレ内の空間を広くできる点が特徴です。スタイリッシュなデザインでオシャレですが、各メーカーで仕様が異なるため、修理には製品に関する知識が必要です。

トイレの修理をはじめる前の準備

トイレの修理をはじめる前に、いくつかの準備が必要です。準備を行わずに修理をはじめると、突然水が流れたり、部品が破損したりする可能性があります。修理をはじめるときは、下記のポイントを確認してから行いましょう。

止水栓を閉めて水を止める

トイレ修理を行う前に、まず止水栓を閉めて水を止めるのを忘れないようにしましょう。止水栓は、水道からの水の流入をコントロールしています。止水栓を閉めない場合、作業中に思わぬタイミングで水が流れることがあります。

 

止水栓にはハンドルがついているものと、マイナスドライバーでツマミを回すものがあります。どちらも時計方向に回すと栓が閉まり、反時計方向に回すと栓が開くようになっています。また、初期位置からツマミを何回転したか控えておくと、作業終了後に水位の調整をしなくて済むため、おすすめです。

タンクのフタを開ける際の注意点

タンクの上部に、手洗い金具と呼ばれる蛇口のようなものがついている場合は、フタを開ける際に注意が必要です。手洗い金具がついている場合、差し込み式と固定式のどちらであるか確認しましょう。差し込み式の場合は、そのままフタを開けて大丈夫ですが、固定式の場合はフタを完全に開ける前に内部のホースを外さなければなりません。

 

タンクトイレの構成部品について知っておく

タンクトイレの構成部品はとても単純です。具体的には下記の部品で構成されています。

 

・浮き球

・ボールタップ

・オーバーフロー管

・フロートバルブ(ゴムフロート)

・レバー

 

ここからは、各部品について具体的に解説します。

浮き球

浮き球は、タンク内の水位を検出するセンサーのような役割を果たします。ボールタップと連動しており、水位が下がると浮き球の位置も下がります。浮き球が下がると、連動しているボールタップ内の弁が開き、タンク内に水が補充されます。水が満たされると浮き球が上昇し、連動してボールタップ内の弁が閉まります。

ボールタップ

ボールタップは、給水管とタンクの間にある部品で、タンクに水を供給するための弁の役割を果たします。浮き球と連動して、タンク内の水位を調整することから、定水位弁やフロート弁とも呼ばれます。タンクに手洗い金具がついている場合は、手洗いの水を流す役割もあります。

オーバーフロー管

オーバーフロー管は、タンク内の水があふれないようにする役割を果たします。オーバーフロー管は、タンク内を垂直に伸びるパイプのような部品で、何らかの異常によりタンク内の水位がオーバーフロー管よりも高くなると、パイプの中に水が流れ落ちて便器に放出されます。洗面台などの上部には必ず穴が開いていますが、その穴と同じ役割を持ちます。

フロートバルブ(ゴムフロート)

フロートバルブは、タンクの底面に設置されているゴム状の部品で、便器に水を流すための弁の役割があります。フロートバルブはチェーンでタンク横のレバーとつながっています。レバーが回転すると、チェーンが引っ張られてフロートバルブが持ち上がり、タンクに貯まっていた水が便器に放出されます。タンク内の水がなくなると、フロートバルブが元の位置に戻り、再び水が貯まりはじめます。

レバー

水を流すためのハンドルです。チェーンでフロートバルブとつながっていて、レバーを回すとチェーンが引っ張られ、フロートバルブが持ち上がる構造です。

ケースごとの故障の原因と交換方法

この章では、トイレの故障の原因と交換方法を、ケースごとにわかりやすく解説します。タンクトイレの修理は、部品さえあれば基本的に特殊な道具を使用せずに修理できることがほとんどです。現在起きているトラブルと照らし合わせて、解決策を確認してみてください。

レバーを回しても水が流れない場合はチェーンと浮き球を確認する

タンク横のレバーを回しても、通常通り水が流れない場合、タンクを開けて中の水がどのようになっているか確認しましょう。

タンク内に水があるときはチェーンを確認する

タンクに水が満たされている場合、最初に疑うべき原因はチェーンの切断です。レバーはチェーンを介して、タンク底面のフロートバルブにつながっています。このチェーンが何らかの理由で切れる、もしくは外れている場合、レバーを回してもフロートバルブが動かないため、水が流れません。

 

チェーンはフックのような部品が取り付けられているため、外れている場合は再度フックをかけなおせば修理が完了します。チェーンが切れている場合は、新しいチェーンと交換が必要です。

タンク内に水がないときは浮き球を確認する

タンク内に水がない場合、そもそも水を補充する機構に異常があります。水が補充されない理由として、下記の理由が考えられます。

・断水している
・止水栓が閉じている
・ボールタップの異常

タンク内に水が満たされていない場合、まず浮き球の位置を確認しましょう。

 

▼浮き球が下がっている場合、仕組み上はボールタップ内のピストンバルブと呼ばれる弁が開き、水が流入するはずです。浮き球の位置が下がっているにも関わらず、水が流入してこないということは、ボールタップの内部でピストンバルブが正常に動いていないか、そもそも水が経路上に来ていないことが考えられます。

 

▼タンク内に水がなく、浮き球も下がっていない場合、部品の動きが悪く浮き球が正常に機能していない可能性があります。手で浮き球を下げてみて、水が出るか確認しましょう。

 

▼手動で浮き球を下げて水が出る場合、経路上には水が来ているため、ボールタップ内のピストンバルブの動きに不調があり、浮き球がうまく下降できない状況が考えられます。ピストンバルブそのものを交換するか、サンドペーパーなどでバルブを磨くことで動きが改善する見込みがあります。

 

▼手動で浮き球を下げて水が出ない場合、ボールタップ内部の異常が考えられます。ボールタップそのものを交換しましょう。

便器内に流れ込む水が止まらない場合は止水栓を閉める

便器内に流れ込む水が止まらない場合、まず止水栓を閉めましょう。止水栓自体が正常であれば、水はやがて止まります。

水が止まる場合は浮き球とピストンバルブを確認する

止水栓を閉めて水が止まった場合、浮き球が外れていたり、壊れて沈んでいないか確認してください。浮き球が正常に機能していないと、水道管とつながっている弁が開いた状態のままになってしまうため、水の補充が止まらず、余分な水がオーバーフロー管から流れ続けます。

 

止水栓を閉めて水は止まったものの、浮き球は正常についている場合、ボールタップ内のピストンバルブについているパッキンが劣化している可能性が高いです。パッキンが劣化していると、弁が完全に閉まりきらず、水は少しずつ増え続けます。あふれた余分な水は、オーバーフロー管を通って流れ続けます。この場合、ピストンバルブの交換が必要です。

水が止まらない場合はレバーの動作を確認する

止水栓を閉めても水が止まらない場合は、排水機能に異常がある可能性が高いです。レバーを回して、レバーの戻りを確認しましょう。レバーが正常に戻る場合、水の出口であるフロートバルブが破損しているか、異物が挟まっていてバルブが戻れていない可能性があります。

 

レバーが元に戻らない場合、レバーが錆びついていたり、動作不良を起こしていて戻りきっていないことが考えられます。レバー自体を分解清掃して、改善されるか確認してみましょう。

自分でできないと思ったらプロにご依頼ください

本記事では、トイレのトラブルを自分で修理したいと考えている方に向けて、ケースごとの原因と対策をご紹介しました。トイレの修理は、タンクトイレであれば自分で修理できるケースがほとんどです。タンクレストイレの場合、仕組みが機種ごとに異なるため、自力での修理は難しい可能性があります。修理を自分で行う場合には、症状を切り分けて、ひとつずつ問題を解決していくことが大切です。しかし、無理に自分で修理を行おうとすると、かえってトラブルが悪化する可能性もあります。

 

自分の力では難しい、原因がわからないという場合は、無理せず専門の業者である「トイレのつまり解消隊」にご相談ください。トイレの詰まり解消隊では、最短20分でお客様の元へご訪問し、すぐにトラブルを解決いたします。深夜・早朝のご依頼にも対応しておりますので、急に水が流れなくなった、水が止まらなくなった、トイレが詰まったなど、トイレに関することならどんなことでもお気軽にお問い合わせください。