トイレつまりで起こりうる最悪の事態とは？

トイレをつまらせてしまうと、思わぬ事態を招いてしまうこともあります。

すぐに対処できる軽度の問題などもありますが、場合によっては最悪の状況になってしまうこともあるため注意が必要です。

トイレが使えなくなる

トイレが完全につまってしまうと、それ以上トイレを使うことができなくなります。水栓レバーを回せば、あっという間に水があふれてきてしまうためです。

自宅に2つ以上のトイレがある場合はそこまで困らないかもしれません。しかしそうでなければ、トイレを一時的に我慢するか、コンビニなどで借りなければならないでしょう。

当然トイレが使えない間は、友人知人を招くこともできないのです。

悪臭がこもり不衛生な状態に

トイレがつまれば、水も排水できない状態が続きます。便器内に汚水などが逆流してしまっている場合には、それが悪臭となりトイレ内にこもってしまうこともあります。

さらに逆流した汚水には雑菌や細菌が多く繁殖しているため、とても不衛生です。

雑菌が増えるほどにおいは強くなりますし、最悪トイレの扉ごしでも嫌な臭いが漂ってきてしまう場合もあるのです。

漏水トラブルや階下への賠償

トイレがつまった状態で水が逆流してしまい、便器から水があふれてしまうことがあります。

マンションやアパートなどの場合、あふれた水が階下へと流れ落ちてしまうという最悪の事態を招いてしまうこともあるのです。

トイレつまりの場合、何度も水栓レバーを回さなければそこまで大きな漏水被害を招くことはありません。

しかしトイレがつまっている状態なのに水が止まらないなど、トラブルが重なってしまうと大惨事となってしまうこともあるのです。

最悪の場合、階下となる居室に住む人や管理会社、大家さんなどに対し、損害賠償を行わなければならないことも。

たかがトイレのつまりと侮っては、思わぬトラブルへと発展してしまうこともあるのです。

トイレつまりのNGな対処法とは

トイレのつまりには、やってはいけないNGな対処法があります。誤った対処を行うと、最悪の場合、便器の破損や症状の悪化につながるため、注意が必要です。

ここでは、そのポイントについて解説します。

放置する

「水の流れが悪くなったけど時間が経てば直るかも」

「大便をしたあとで触りたくないから放っておこう」

トイレがつまった場合、このように放置してしまうのはもっともNGな対応のひとつです。

何日も放置したり、つまった状態で使い続けたりせず、3時間程度待っても解決しなければ、専門業者への対応を依頼したほうがよいでしょう。

トイレがつまる原因は、さまざまなケースが考えられます。たとえば、次のようなケースです。

• トイレットペーパーを大量に流した
• ティッシュペーパーを大量に流した
• 流せるネコ砂や、流せるトイレシートを流した
• 紙オムツやナプキンを流した
• トイレに流せないものを流した

トイレの使用説明書にも記載があるとおり、トイレにはトイレットペーパー以外のものを流すことは推奨されていません。

おもちゃやペンなどの固形物はもちろん、流せるネコ砂や流せるトイレシートなど「流せる」と記載があるものでも、トイレメーカーは流すことを推奨していません。

トイレットペーパーやティッシュペーパーであれば、時間が経つことで水の中でほぐれ、つまりが解消される可能性もあります。しかし、固形物などは水に溶けないため、どれだけ待っても改善されることはなく、そのまま使い続けるとかえって奥に流れてしまい、取り出せなくなってしまうかもしれません。

また、紙オムツやナプキンなどは吸水性を高める物質が使用されており、つまったまま放置してしまうと水分を吸って膨張し、つまりが悪化することも考えられます。

つまりが発生した場合、焦る必要はありません。まずは落ち着いて、3時間程度待ってみましょう。状況が改善しない場合は、水にほぐれない固形物のつまりが原因の可能性が高いため、専門業者への依頼を検討しましょう。

つまりを熱湯で流そうとする

テレビなどで「つまりには熱湯が有効である」というような内容を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。しかし、熱湯を便器に注ぐのは大変リスクが高いため注意が必要です。

熱湯がよいとされているのは、排水経路上にこびりついた油分や固着物を溶かしたり、つまった異物をほぐしやすくする狙いがあるのかもしれません。ただ、便器は陶器でできており、熱湯を注ぐと高温になった箇所が膨張して割れてしまう可能性があります。

過去には誤った認識による破損事故なども発生しており、便器が割れてしまうとケガや水漏れの原因となるため早急なメンテナンスが必要になります。便器に流せる液体の温度は、お風呂で浸かるお湯の温度とおなじぐらいに留め、くれぐれも沸騰したお湯などは流さないようにしてください。

便器が破損してしまうと、便器交換をしなければならず、数万円〜十数万円程度の費用が発生することもあります。自力での解消が困難だと思われる場合には、無理せず専門の業者に依頼することをおすすめします。

ラバーカップを誤った方法で使用する

トイレがつまってしまった際に、つまりを解消する道具としてまず思い浮かぶのが、ラバーカップです。いわゆる「スッポン」とも呼ばれるアイテムですが、間違った方法で使用すると、かえって事態を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。

ラバーカップは「ゆっくり押して、強く引っ張る」ことで発生する引力を利用して、異物を手前に引き寄せるためのアイテムです。この目的を理解せず、闇雲に押し込んでしまうと、異物が便器の奥に入ってしまい、取り出しにくくなる可能性があります。

便器が経年劣化しているなど、最悪の場合は便器が破損するケースも考えられます。手軽に利用できるラバーカップですが、使用するときは慎重に行ってください。また、異物が取り出せた場合でも、いきなり全力で水を流すことはせず、バケツなどに水を入れて、少しずつ流量を増やしていきながら様子をみましょう。

修理を業者に頼む場合の費用の目安は？

トイレつまりの原因は、簡単なものから自力での解決が難しいものまで、さまざまなケースがあります。自力で解決できる場合、それに越したことはありませんが、そうでない場合はすみやかに専門の業者に依頼することをおすすめします。

一般的な業者の修理費用の目安

下記は一例ですが、修理業者の依頼料として一般的な金額は下記のとおりです。

トイレつまりの修理は、トイレットペーパーがつまったなど簡単なものであれば5,000円程度から修理してもらえることが多いです。

ラバーカップの誤った使い方によって異物を押し込んでしまった場合は、専門器具の使用が必要になるため7,000円前後、便器がひび割れたり破損してしまった場合は数万円以上かかるでしょう。

この表からも分かるとおり、状況が悪化するほど作業料金も高額になります。費用を安く抑えたい場合は、無理せず早期に、専門業者に依頼することが最良の方法といえるでしょう。

トイレがつまって最悪なときは「トイレつまり解消隊」へ

本記事では、トイレがつまってしまったときのNGな対処法をご紹介するとともに、ぼったくり業者の見極め方のポイントをご説明しました。

突然のトイレつまりは誰しも焦りを感じるものです。とはいえ、水を流さなければすぐにあふれてしまうものでもありません。まずは落ち着いてトイレの使用を中止し、できる範囲で原因を特定してみましょう。

水に溶ける物のつまりであれば、3時間程度待てば解消される可能性もあります。

つまりの改善が見られない場合は、専門業者にご依頼ください。トイレつまり解消隊では、信頼できるプロの業者がお伺いし、トイレのお困りについて解決のお手伝いをさせていただきます。

ご依頼料金には、基本料、作業料金、出張費が含まれておりますので、わかりやすい料金体系で安心です。お困りの際は、ぜひトイレつまり解消隊にご相談ください。