トイレのつまりを解消するには、便器の構造を掴んでおくことも重要です。

本記事ではトイレの構造を詳しく解説し、トイレのつまりが発生しやすいポイントについても紹介しています。

洋式便器の構造

まずは洋式便器の構造を見ていきましょう。

便座

便座は、みなさんご存知かもしれませんが、人が座るための部品です。

便座の素材は、一般的にプラスチック製、木製、セラミック製などがあります。

プラスチック製は比較的軽量で取り付けやすく、価格も手頃です。木製は、天然素材で温かみがあり、高級感があるため、一部の人に人気があります。セラミック製は、トイレ本体と同じ素材でできている場合が多く、耐久性や清潔性が高いため、一般的に広く使われています。

最近は、暖房機能やシャワー機能が付いた便座など、より快適な使用感を提供するための機能を備えた高機能な便座も台頭してきました。

ボールタップ

水道管やタンクなどに取り付けられた水位調節装置の一種です。

水が満たされると浮力によって浮き上がり、水の流入口を塞いで止めるため、水位を一定に保つことが可能です。

一般的には、水の流入口に取り付けられており、水が入ってくると浮球が上昇し、流入口を閉じます。水が減少すると、浮球が下がって流入口を開け、再び水が流れ込むようになります。

オーバーフロー管

オーバーフロー管は、液体や気体の容器やタンクに設置されたパイプで、その容器やタンクが定められた最大容量を超えた場合に、その内容物が容器から漏れ出ることを防ぐためのものです。

水の流入量が多すぎた場合や排水が詰まっている場合など、水位が定められた最大水位を超えて溢れ出ることを防ぐためにオーバーフロー管が設置されています。

フロートバルブ

フロートバルブは、トイレタンク内の水位を制御するための部品です。タンク内に水が入ると、フロートバルブは浮力を利用して浮き上がり、水の流入を制御します。

仮にフロートバルブが正常に機能しない場合は、トイレの水漏れや水の補充不足が起こる可能性があります。

定期的に点検、メンテナンスが必要です。

レバー

レバーはトイレの水を流すときに利用する部品です。

トイレのタンク内には、水がたまっていて、トイレを流すときには、タンク内の水を一度流し出す必要があります。レバーを引くことで、タンク内の水が流れ出し、トイレが流れるようになります。

ただ、最近はレバーではなく、ボタン式の操作やセンサー式の操作など、より便利な操作方法を採用しているトイレも広がってきました。

トイレのつまりが発生しやすいポイント

排水路の堰（せき）

排水路の湾曲している堰という部分は、トイレのつまりが発生しやすいポイントの1つです。

トイレットペーパーを使いすぎたり、排泄物の形状などによってつまりが発生してしまいます。

しかしながら、堰は比較的手前に位置するので、自力でつまりを解消しやすいです。

堰でつまった場合、ラバーカップなど道具を活用してつまりを解消させましょう。

排水管の奥

排水管の奥も、つまりが発生しやすいポイントになります。

排水管の奥でつまりが発生してしますと、道具を使って解消するのは非常に難しくなります。

まだトイレットペーパーなどの水に溶けやすい物が原因でつまりが発生したのであれば、放置すると解消することがありますが、スマホなどの固形物が原因であれば自力で解消することは極めて困難です。

排水管の奥に固形物がつまった場合は、専門家に依頼するようにしましょう。

トイレがつまった時の症状

それではトイレがつまった時はどのような症状が発生するのか、見ていきましょう。

タンクからの水流が弱い

トイレつまりの症状として、水流の弱さが挙げられる場合があります。

トイレつまりは、トイレに流れた異物や過剰なトイレットペーパーが排水路内でつまり、水の流れを妨げることが原因となって発生することが多いです。

この場合、水が流れずにたまっているため、水流が弱くなったり、勢いが弱くなったりしてしまうのです。

水を流すと「ゴボゴボ」と音がする

水を流すとゴボゴボと音がする場合、トイレがつまっている可能性が高いです。トイレがつまっている場合、排水路に何らかの障害物があるため、水が通りにくくなり、空気や水がうまく流れずに音が発生するのです。

また、トイレの詰まりによって排水路内の水位が上昇し、水がたまり、空気が排出されることも原因の1つとなります。そのため、水を流すとゴボゴボという音が鳴ってしまうのです。

水を流した後に水位が高くなる

水を流した後に水位が高くなる場合、トイレつまりの可能性が高いです。

トイレつまりは、トイレに流れた異物や過剰なトイレットペーパーが排水路内で詰まり、水の流れを妨げることが原因となって発生します。

排水路に何らかの障害物があるため、水が通りにくくなり、水位が高くなることがあります。

トイレがつまった時の解決策

トイレがつまった時の解決策を紹介します。

ラバーカップを利用する

通称「スッポン」とも呼ばれるラバーカップ。

便器の排水口を密着させて、圧力をかけることで、排水口から詰まりを取り除くために使用される道具です。ラバーカップを排水口に密着させ、カップ部分を下に向けて、上下に数回強く押し込むことで、便器の中の水を圧力で押し出し、排水口から詰まりを取り除くことができます。

真空パイプクリーナーを利用する

下水管や排水管の詰まりを解消するための器具です。本体に取り付けられたホースを排水口に差し込み、逆流防止弁を取り付けた後、ホースの先端に特殊な先端部を取り付けて使用します。その後、ホースを真空パイプクリーナーに取り付け、電源を入れることで、真空パイプクリーナーのモーターが空気を吸い込み、管内に真空を発生させます。

これにより、管内の詰まりを吸い上げ、排水口から詰まりを解消することができます。

トイレポンプを利用する

トイレ用のポンプもトイレつまりを解消させる道具の1つです。一般的なポンプよりも吸引力が強く、トイレつまりを解消させるのに大変役立ちます。

先述の道具は一般的ですが、トイレポンプは少し特殊な道具になるので、具体的に手順を紹介すると下記通りです。

1.トイレの水位を下げる：トイレのタンク内にあるシャットオフバルブを閉じ、トイレの水位を下げます。これにより、ポンプを使用する際に水が溢れることを防ぎます。

2.ポンプをセットアップする：便器ポンプの吸引カップをトイレのドレン口に密着させ、ポンプのハンドルを上下に動かして、圧力をかけます。

3.ポンプを動かす：ポンプのハンドルを上下に動かし、トイレのつまりを解消するために必要な圧力を加えます。このプロセスを何回か繰り返すことで、つまりを解消できます。

4.水を流す：トイレのつまりが解消されたら、水を流して詰まりの原因物質を完全に流し出します。

重曹など薬剤を利用する

意外かもしれませんが、重曹でもトイレつまりを解消させることができます。

重曹は二酸化炭素を放出する作用があるため、つまりの原因を溶かすことができます。

重曹を利用してつまりを解消するには下記の手順で行いましょう。

1. トイレの中にある水をできるだけ抜きます。水を抜く方法には、トイレにバケツの水を流し込んで水位を下げる、シリコンカップで水を吸い取る、シート状のペーパータオルで水を吸い取るなどがあります。
2. 次に、約1カップの重曹をトイレの中に注ぎます。その後、約1/2カップの白酢を注ぎます。酢を注ぐと、重曹が反応して泡立ちます。
3. 反応が終わるまで約30分待ちます。その後、トイレを流して、つまりが解消されているか確認します。

解決しない場合はトイレつまり解消隊に依頼しよう

トイレのつまりが排水管の奥で発生し、自力で解決できない場合は、トイレつまり解消隊に依頼してみることをおすすめします。

トイレつまり解消隊はサービス品質が高く、「サービス満足度」が97.4％「作業内容満足度」が98.9％「接客・マナー満足度」が99.3％と高く支持されている優良業者です。厳しい研修を受けたスタッフがお客様の声に耳を傾け、丁寧に対応します。

最短で申込から20分で現場に到着し、対応してくれます。大変スピーディでありがたいですね。

今なら修理費が2,000円OFFになるWeb限定クーポンを配布しているので、ぜひホームページよりお問い合わせしてみてください。

見積もりも年中無休で受け付けていますので、ぜひこの機会にトイレつまり解消隊をご活用ください。

トイレつまり解消隊のホームページはこちら