
温水洗浄便座やウォシュレットから水が出ない原因と対処法は?費用も解説
本記事では、温水洗浄便座やウォシュレットから水が出ない原因と対処法を紹介します。
ウォシュレットはTOTOの登録商標で、温水洗浄便座の種類の1つです。
今回は、ウォシュレットをはじめとした温水洗浄便座から水が出ない方に向け、すぐにできる対処法をまとめました。
修理・交換が自分でできるかどうかに加え、業者に依頼した際にかかる費用も依頼先別に詳しく解説しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
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記事の内容
温水洗浄便座やウォシュレットから水が出ない原因
温水洗浄便座やウォシュレットから水が出ない主な原因としては、電源や設定の不具合が挙げられます。
また、ストレーナーやノズルが汚れていても正常に水が出ません。
以下で、その他の原因も含めて詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください。
電源が入っていない
温水洗浄便座やウォシュレットから完全に水が出ないときは、電源が入っていない可能性があります。
コンセントが入っているか、リモコンや本体の電源ランプが点いているか確認してください。
電源が入っていないときはコンセントを入れ直したり、リセットを試したりすると症状が改善することがあります。
また、コンセントが入っているのに電源が入らないときは、本体やリモコンの故障を疑いましょう。
水圧の設定が弱い
水がチョロチョロとしか出ないときは、水圧の設定を確認してください。
ウォシュレットや温水洗浄便座には水圧を設定するボタンがあり、3~5段階程度での調整が可能です。
水圧が弱いと、チョロチョロとしか水が出ないことがあります。
水圧を強くしても水が出ないときは、別のところに原因があると考えられるでしょう。
ストレーナーがつまっている
ストレーナーはトイレの給水管に取り付けられているフィルターで、ゴミや異物をキャッチするためのものです。
そのストレーナーがつまっていると、水の流れが悪くなってしまいます。
部品を取り外すと中を掃除できるので、フィルターが汚れていると感じるときは、試してみましょう。
こまめに掃除する必要はありませんが、ホコリや細かなゴミを放置すると少しずつ蓄積されていき、故障の原因になります。
ノズルが汚れている
ウォシュレットや温水洗浄便座はノズルから水が出てきますが、そのノズルが汚れていると上手く水が出ません。
設定を変更しても明らかに水圧が弱いと感じるときは、ノズルの汚れを疑いましょう。
ストレーナーと同様、ノズルもホコリや細かなゴミが蓄積されやすいので、気が付いたときに掃除をするのがおすすめです。
つまったままで無理に使用すると、トラブルや故障にもつながります。
着座センサーが反応していない
便座に座っても温かくならなかったり、ウォシュレットが反応しなかったりするときは、着座センサーが反応していないかもしれません。
ウォシュレットや温水洗浄便座には、着座センサーと呼ばれるものがあり、座ったことを自動で検知するのが特徴です。
そのセンサーが上手く反応していないと、ウォシュレットが起動せずに水が出なくなる可能性があります。
水が完全に出ないときは、着座センサーの周辺にゴミが付いていないか、汚れが付着していないかを確認しましょう。
リモコンの電池が切れている
ウォシュレットや温水洗浄便座にはリモコンが取り付けられていますが、多くの場合は電池が内蔵されています。
電池が切れるとリモコンが反応せず、ウォシュレットから水が出ません。
リモコンの電池は1~2年が寿命とされているので、しばらく交換してないときはチェックしてみてください。
ウォシュレット自体が故障している
上記以外の原因として、ウォシュレット自体が故障している可能性があります。
設定や電源の確認、リモコンの電池交換などをしても水が正常に出ないときは、本体の交換を検討しましょう。
本体が故障していると、何をしても解決しません。
自分での対応は難しいケースも多々あるので、迷った際はプロの水道修理業者に相談するのがおすすめです。
温水洗浄便座から水が出ないときの対処法
温水洗浄便座から水が出ないときの対処法としては、以下のようなものがあります。
- 電源・電池を確認する
- 設定を変更する
- 便座の周辺を掃除する
- ウォシュレットを交換する
自分で対応できるかどうかも含めて解説するので、ぜひ参考にしてください。
電源・電池を確認する
まずは、電源とリモコンの電池を確認しましょう。
ウォシュレットや温水洗浄便座の電源が正常に入っているのであれば、以下の手順でリモコンの電池を交換してみてください。
- 本体の電源プラグを抜く
- リモコンハンガーからリモコンを外す
- リモコンの裏面の電池カバーを開ける
- 新しい電池を正しい方向で入れる
- リモコンを取り付ける
- 電源プラグを差し込む
リモコンの電池は機種によって種類が異なるので、中身を確認してから購入するのがおすすめです。
リモコンはフックのようなもので壁に引っかかっているか、本体に直接取り付けられています。
本体についている袖リモコンと呼ばれるものは本体と連動しており、電池が入っていないケースがほとんどです。
自宅のリモコンがどっちのタイプなのか確認し、電池を交換してみてください。
設定を変更する
水圧が弱いと感じるときは、ウォシュレットや温水洗浄便座の設定を変更しましょう。
水圧を「弱」から「強」にすれば、ノズルから出てくる水の量が増えるはずです。
設定がおかしくなっていて元に戻せなかったり、何か不具合があったりするときは、以下の手順でリセットを試してみてください。
- 「運転」を押して電源を切る
- 「運転」を10秒長押し
※オレンジのランプが点灯 - 「運転」を押したまま「ビデ」を押す
- さらに「おしり」を5秒長押し
- ピッと音が鳴る
- コンセントから電源プラグを抜く
- 15秒経ったら電源プラグをさす
上記は、TOTOのウォシュレットをリセットする場合の手順です。
一度電源を抜いてからプラグをさすだけでも、設定がリセットできる機種も多いので、一度試してみましょう。
便座の周辺を掃除する
反応が悪かったり、チョロチョロとしか水が出なかったりするときは、便座の周辺を掃除しましょう。
特に掃除したいのは、ノズル・便座・ストレーナーなどです。
ノズルは「ノズル掃除」などのボタンを押すと出てくるので、取り外して中のホコリやゴミを取り除いてください。
ストレーナーは、ドライバーなどを使って取り外せるので、止水栓を閉めてから外して中を掃除します。
便座は汚れていると着座センサーが反応しにくくなることがあるため、お掃除シートなどを使ってこまめに拭くのがおすすめです。
ウォシュレットを交換する
どうしても水が出ないときは、ウォシュレット本体に原因があると考えられるので、交換を検討しましょう。
掃除や電池交換は自分でもできますが、ウォシュレットの修理・交換は業者への依頼がおすすめです。
修理・交換が必要ない場合であっても、プロの水道修理業者に相談すれば、水が出ない原因を突き止めて適切に対応してくれます。
ウォシュレットの修理・交換は自分でできる?
ウォシュレットや温水洗浄便座の修理・交換は、自分で行えるケースもあります。
交換する際の手順は、以下の通りです。
- トイレの止水栓を閉める
- ウォシュレットの電源プラグをコンセントから抜く
- 給水ホースを分岐金具から外す
- 「本体取り外しボタン」などを押したまま本体を手前に引いて外す
- ベースプレートをネジを緩めて外す
- ベースプレートを取り外す
- 分岐金具やその他の部品を取り外す
- 汚れやホコリなどを拭き取ってキレイにする
- 新しいウォシュレットを逆の手順で取り付ける
- 電源プラグをさす
- 止水栓を開ける
手順を見ると分かるように、ウォシュレットや温水洗浄便座を自分で交換するのは非常に困難です。
下手をすると重大な水漏れを引き起こすだけでなく、トイレ本体まで破損させてしまうリスクもあります。
確実に失敗なく交換したい場合は、迷わず水道修理業者に相談しましょう。
【依頼先別】対応できる内容と修理費用の相場
次に、対応できる内容と修理費用の相場を依頼先別に紹介します。
水道修理業者
水道修理業者に依頼した際は、基本料金などの諸経費に加えて、以下のような作業代が発生します。
作業内容 | 修理料金相場 |
---|---|
パッキン交換・調整作業 | 5,000円~15,000円 |
タンク内修理・部品交換 | 8,000円〜15,000円 |
タンクの脱着・部品交換 | 15,000円〜30,000円 |
ウォシュレット修理・部品交換 | 15,000円〜25,000円 |
ウォシュレットの修理や部品交換は、15,000円〜25,000円程度で依頼可能です。
本体の交換となると対応できない業者もありますが、どこかが故障して動かなくなっていたり、不具合が出ていたりする際は迅速に対応してくれます。
また、水が出ない原因も究明してくれるので、何が原因なのか分からないときでも気軽に相談可能です。
メーカー修理
メーカー修理では、部品交換やウォシュレットの修理のほか、本体の交換も依頼可能です。
例として、TOTOの修理代を紹介します。
故障状況 | 料金目安 |
---|---|
訪問の上、点検のみの場合 | 6,820円~ |
ノズルが出ない・勝手に出る・使用中に戻る ノズルから吐水しない | 20,000円~ |
操作しても動かない(運転ランプは点灯) | 20,000円~ |
ウォシュレットから水が漏れる 使用すると水が漏れる | 21,000円~ |
便座、便ふたが自動またはリモコンで開閉しない | 28,000円~ |
便座の破損 | 22,000円~ |
TOTOの場合は、修理を依頼しなかった場合でも点検費用などとして6,820円がかかります。
訪問までに数日かかるケースも多いため、急ぎの際は即日で対応してくれる水道修理業者へ相談しましょう。
温水洗浄便座のトラブルは「トイレつまり解消隊」へ
今回は、温水洗浄便座やウォシュレットから水が出ない原因と対処法を紹介しました。
トイレつまり解消隊はTOTOのウォシュレットをはじめ、各種メーカーの温水洗浄便座の修理に対応しています。
ウォシュレット以外に原因がある場合でも、しっかり調査をした上で適切な対処をすることが可能です。
見積もりは完全無料でキャンセル料もかからないため、依頼するかどうか迷っている方も気軽に相談できます。
ぜひ一度、お問い合わせください。