マンションのトイレで水漏れ!階下に浸水した場合の対応を解説
本記事では、マンションで水漏れした場合の対応について解説します。
階下に浸水した場合は、住人に説明と謝罪が必要です。
また、修理費用や賠償金の負担、個人賠償責任や火災保険の適用についても、併せて紹介します。
階下に浸水させた場合は焦ることもありますが、慌てずに対応しましょう。
具体的な対応の手順について解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
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記事の内容
マンションで水漏れ!階下に浸水した場合の対応
マンションで水漏れし、階下に浸水のリスクがある場合は、まずは早急に水漏れを止めましょう。
階下に浸水した可能性がある場合の対応は、次のとおりです。
- 早急に水を止め、漏れた水を拭き取る
- 止まらない場合は水道修理業者へ
- 管理会社に連絡し、指示を仰ぐ
- 階下の住人に説明と謝罪をする
- 電力会社に連絡をする
水漏れの対処をしてから、管理会社や他の住人にも連絡をしなければなりません。
それぞれの詳しい流れについて、具体的に解説します。
早急に水を止め、漏れた水を拭き取る
まずは早急に水を止めて、濡れた水を拭き取ったり処理をしたりしましょう。
トイレ内の水を止めるためには、止水栓を閉める必要があります。
止水栓を閉めると、トイレ内への水の共有がストップし、多くの場合は水漏れを止めることができます。
ただし、水道管自体が破裂したり破損したりしている場合、トイレの止水栓を閉めても水漏れが止まらない可能性が高いです。
このような場合は、マンションの玄関横にあるパイプシャフト内の元栓を閉めればOKです。
水漏れが止まったら、床に漏れた水を拭き取り、少しでも階下への被害を抑えましょう。
止まらない場合は水道修理業者へ
止水栓や元栓を閉めても水が止まらない場合は、すぐに水道修理業者に連絡してください。
最短30分程度で駆けつけ可能な水道修理業者もあるため、なるべくすぐに対応してもらえる業者を選びましょう。
急ぎの場合は電話で連絡し、すぐに来てもらえるか確認してください。
水道修理業者を待っている間も、なるべく被害を抑えられるように漏れた水を処理しましょう。
管理会社に連絡し、指示を仰ぐ
水が止まったら、あるいは水道修理業者に駆けつけを依頼したら、管理会社や管理人に連絡してください。
物件や契約内容によっては、先に管理会社に連絡したほうがよい場合もあります。
ただし、緊急性が高い場合や深夜や早朝で管理会社に連絡がつかない場合は、やはり先に水道修理業者に連絡すべきです。
管理会社や管理人に、階下に水漏れした可能性がある旨を伝えましょう。
何らかの指示があった場合は、管理者の指示に従ってください。
階下の住人に説明と謝罪をする
水道修理業者の到着を待つ間に余裕があれば、階下の住人に説明と謝罪をします。
時間の余裕がなければ、修理完了後でも必ず階下の部屋に伺い、状況を説明しましょう。
その際に、部屋に浸水していないか、浸水している場合はどの程度の被害があるかを確認してください。
可能であれば写真を撮影しておくと、保険金の請求時に提出できます。
電力会社に連絡をする
大規模な水漏れが起こった場合、漏電などのリスクもあります。
管理会社から指示があった場合、電力会社にも水漏れした旨を伝えましょう。
水道修理業者に依頼した場合に漏電の可能性について訊いておくと、よりスムーズです。
また、水道修理と電気工事を同時に依頼できる業者があれば、よりスピーディーにトラブルを解決できるでしょう。
修理費用や賠償金は誰が負担する?
修理費用や賠償金は、主に管理会社や管理人、保険会社に請求できます。
ただし、水漏れの原因によっては入居者が負担しなければならないことがあるため、注意しなければなりません。
また、火災保険や特約に加入していない場合は、賠償金や弁償代を自身で負担しなければならないケースもあります。
それぞれの具体的なケースについて、詳しく紹介します。
管理会社・管理人が負担するケース
修理費用を管理会社や管理人が負担する主なケースは、次のとおりです。
- 入居者に水漏れの責任がない場合
- 設備不良の場合
- 住宅に設置された設備から水漏れした場合
トイレなど、もともと住宅に設置されている設備から水漏れした場合は、管理会社や管理人が費用を負担します。
管理会社や管理人は、入居者が問題なく生活できるようにするために、設備を整える責任があるからです。
水漏れだけでなく、物件内でトラブルや設備不良が発生した場合、管理会社や管理人が責任をもって解決します。
契約書類にも費用負担について具体的な記載があるはずなので、不安な方は確認してみてください。
上記の理由で水漏れし、なおかつ必要な保険に加入していた場合は、火災保険や個人賠償責任保険で弁償代を支払えます。
火災保険や個人賠償責任保険については、後ほど詳しく解説します。
入居者が負担するケース
トイレからの水漏れは、基本的に管理会社や管理人が費用を負担しますが、原因次第では入居者が負担しなければならないケースもあります。
トイレの水漏れ修理費用を入居者が負担するケースは、主に次のとおりです。
- 故意や改造によって水漏れが引き起こされた場合
- 契約書類に「費用負担は入居者」と明記されている場合
- 修理費用が高額になる場合
トイレを分解・改造したり、故意に水漏れを発生したりした場合は、管理会社や管理人に一切の責任がないため、入居者が費用を負担する必要があります。
さらに、契約書類に費用の負担者が「入居者」であると明記されている場合も、入居者自身で費用を負担しなければなりません。
稀なケースではありますが、建物全体の修理が必要になるなどして費用が高額になる場合、管理会社や管理人の修繕義務が免除されることがあります。
個人賠償責任保険や火災保険は適用できる?
個人賠償責任保険や火災保険は、万が一のトラブルの際に活用できる保険です。
階下の住人の家財を破損させてしまった場合の賠償金や、水漏れ修理にかかった費用は、保険で賄えることがあります。
まずは契約時の書類を確認し、自身が個人賠償責任保険や火災保険に加入しているかをチェックしてみてください。
それぞれの詳しい保険内容と、適用できるケースについて、それぞれ解説します。
個人賠償責任保険が適用できるケース
個人賠償責任保険が適用できる主なケースは、次のとおりです。
- 他人の家財を破損させた場合
- 階下に水漏れし、壁紙や天井を破損させた場合
個人賠償責任保険は、他人に怪我をさせてしまったり損害を与えてしまったりした場合に、賠償金や弁償代を補償してもらえる保険です。
トイレの水漏れにより、階下の住人の家財を破損させた場合にも有効です。
また、壁紙や天井を破損させた場合にも利用できるため、加入の有無を確認してみてください。
火災保険が適用できるケース
トイレの水漏れに火災保険を適用できるケースは、主に次のとおりです。
- 自身に責任がなく水漏れした場合の修理費用
- 漏水による被害を受けた場合の修繕費用
詳しい補償範囲は加入しているプランや保険により異なるため、まずは自身が加入している保険の内容をチェックしましょう。
トイレから水漏れし、水道修理業者に依頼した場合の修理費用には、火災保険が適用されます。
また、漏水によって住宅や家財に被害が及んだ場合にも、修理や買い替えなどの費用補償を受けられます。
給水管の故障が原因で起きた水漏れも、保証の範囲になるケースが多いです。
トラブルを最小限に抑える方法
階下に水漏れして家財や部屋を破損させてしまった場合、住人とトラブルになることも少なくありません。
起こりうるトラブルを最小限に抑える主な方法は、次のとおりです。
- 水漏れが広がらないよう対処することが最優先
- 管理会社や入居者にすぐ連絡する
- 少量の水漏れでも早めに修理を依頼する
まずは水漏れを食い止めることを最優先して、すぐに関係各所に連絡することも忘れないでください。
それぞれの詳しい方法について、具体的に解説します。
水漏れが広がらないよう対処することが最優先
何よりも、水漏れがひどくならないよう対処することが最も優先です。
階下への浸水を最小限に食い止められれば、深刻なトラブルにも繋がりにくくなります。
トイレから水漏れした場合は、すぐに止水栓を閉めて水漏れを止めましょう。
すぐに水道修理業者に連絡し、修理してもらうことも大切です。
管理会社や入居者にすぐ連絡する
水漏れが止まったら、なるべくすぐに管理会社や入居者に連絡、説明します。
説明や謝罪がないまま浸水が起こると、他の住人とトラブルになりかねません。
管理会社の指示を仰ぎ、階下の住人にも説明と謝罪をすると、トラブルを最小限に抑えられる可能性が高まります。
必要な関係各所にはすぐに連絡し、経過報告も怠らないようにしましょう。
少量の水漏れでも早めに修理を依頼する
トイレの水漏れは突然起こることもありますが、最初は少量の水漏れから始まることもあります。
少量の水漏れや一時的に解決した水漏れでも、のちのち深刻な水漏れにつながりかねません。
そのため、少量でも水漏れが発生したら、すぐに原因調査と修理を依頼することをおすすめします。
早めに原因を把握して修理を依頼しておくことで、さらなる被害を食い止められます。
大規模なトラブルにつながらないよう、普段から状態を確認するように心がけてみてください。
トイレの水漏れ修理は「トイレつまり解消隊」へ
トイレつまり解消隊は、マンションのトイレの水漏れにもすぐに対応可能な水道修理業者です。
小さなトラブルを放置したり、無理に自身で解決しようとしたりすると、深刻なトラブルや階下への水漏れに発展する恐れがあります。
トイレつまり解消隊は最短20分で駆けつけ、急ぎの依頼にも対応可能です。
お見積りやご相談は無料で、早朝・深夜の割増料金などもありません。
トイレの水漏れや、水漏れにつながりそうなトイレつまりなどが発生した場合は、まずは一度ご相談ください。