トイレのつまりって本当に困りますよね。一度つまると解消するまで使用することができず、近所のコンビニや公園、スーパー、公共施設などにトイレのあるところに行かなければなりません。そんなトイレのつまりを解消する便利グッズをご紹介します。

さて、真空式パイプクリーナーって知っていますか？簡単に排水管のつまりを解消できる優れもの。その中でも人気のローポンプスーパープラスについて詳しく解説してきます。今回は、特にトイレのつまりを解消する真空式パイプクリーナーの使い方や特徴について評価します。購入を考えている方は、ぜひ、ご参考にしてください。

ローポンプスーパープラスってなに？

ローポンプスーパープラスとは、真空式ポンプクリーナーの1つで、愛知県名古屋市に本社を構えるアサダ株式会社のブランド商品の名前です。真空式ポンプクリーナーは、排水管のつまりを解消するために開発された用具で、吸引力の力で汚れを引っ張り取り除きます。高圧洗浄機とは異なり、大掛かりな機械を必要とせず、手動で作業できるため、トイレ、台所、風呂場、洗面台など、家の中の作業に利用できます。

つまりを解消する原理

ローポンプスーパープラスをはじめ真空式パイプクリーナーは、吸引力の力で汚れを取り除きます。具体的には、ローポンプの先にあるラバー部分を排水管の口にしっかりと密着させ、ローポンプのハンドル部分を引くことで、パイプ内の空気が真空になり、排水管内の水や空気、汚物が吸引力によって引っ張られます。

似た商品で「ラバーカップ」がありますが、ローポンプの吸引力は、ざっくり5倍以上あり、ラバーカップでは解消できないつまりも、解決することができます。

専門業者の御用達

ローポンプスーパープラスは、専門業者にとても人気がある商品で、配管清掃の用具として多くの業者が愛用しています。アサダブランドの赤が際立ち、真っ赤なボディーが特徴の真空式ポンプクリーナーです。

ローポンプスーパープラスの価格

プロが使用するローポンプスーパープラス。価格も一般的な真空式ポンプクリーナーに比べて段違いに高額になっています。一般的な真空式ポンプクリーナーが3,000円前後で購入できるのに対して、アサダのローポンプスーパープラスは、1万5,000円～2万円の価格帯になっています。もちろん、プロの業者が認めるその吸引力は、どんな排水管のつまりにも対応してくれます。

ローポンプスーパープラスの形状

ローポンプスーパープラスは、一般的な真空式パイプクリーナーとは異なり、先端の部分が曲がって排水管の口にななめから取り付けられるような設計になっています。いかにもプロっぽい形状も人気の1つです。本体の重量は1.2kgで、シリンダと呼ばれる筒の径は20mm~75mmです。

また、つまりを解消できる洗浄力を表す加圧力が340Nとなっており、言い換えると、排水管内の水や空気、汚物を35 kgの重りで引っ張る吸引力が発生します。この高い圧力が人の力で簡単に発揮することができるので人気があるのも納得です。

ローポンプスーパープラスで対応できるトイレのつまり

トイレのつまりの原因はいろいろありますが、ローポンプスーパープラスはさまざまな原因に対応することができます。トイレのつまりの原因は主に2つあります。1つ目は水に溶けない固形物をトイレに流した場合。2つ目は日々の汚れが蓄積し、大便、トイレットペーパーのくず、髪の毛、ゴミ、尿石、黄ばみなどが原因でつまった場合です。

ローポンプスーパープラスはそのどちらのつまりにも対応することが可能です。ただ、使い方を誤るとさらにトイレをつまらせてしまうことがあるので、使用方法には注意が必要です。

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ローポンプスーパープラスの使い方

では、実際にローポンプスーパープラスの使い方について、トイレ掃除における注意点もふまえて、解説していきますので、ぜひ、参考にしてください。

用意するもの

まず、トイレ掃除に欠かせない神器とも言うべき「バケツ、トイレ用洗剤、トイレ用ブラシ、新聞紙、ペーパークリーナー」を準備しましょう。この5つは、どんな時にも役立ちます。次に自分の身を守るために「ラバー手袋、マスク、エプロン、防護メガネ」を用意しましょう。

特にマスクと防御メガネは忘れがちです。ローポンプスーパープラスは、高い吸引力で排水管内の汚物を吸引してつまりを解消します。そのため、失敗すると汚物が自分に向かって飛んでくる恐れがあり、口や目をしっかり守って作業してください。

トイレの吸引前の準備

作業に失敗すると汚物が、トイレの部屋や壁、自分に飛散することがあります。トイレが汚物まみれになると大変、悲惨な状況になるので、事前に防ぐように準備しておきます。具体的には、新聞紙でトイレの壁や床など見える場所に敷いていきます。少し多めに新聞紙を敷いておくのがコツです。

排水管の掃除方法

排水管洗浄機ローポンプスーパープラスの使い方について、注意点もふまえて、アダサ株式会社の取扱い説明書を参照に、ご紹介していきます。

• まず、トイレの一般的な清掃から始めます。これは排水口に尿石や汚物が付着しているとローポンプスーパープラスの先端にあるラバー部分とトイレの便器がしっかり密着せず、吸引力が低下するからです。トイレの排水溝を洗剤とブラシできれいにしましょう。
• もし、トイレが完全につまっていて排水がまったく出来ない時は、水をバケツに汲み取り、排水溝がしっかり見えるようにしましょう。
• 次に、トイレ便器の周囲に新聞紙を敷いて、汚物が散乱しても大丈夫なように養生しましょう。
• さて、ここまで準備ができたら、つまりを解消していきます。まず、ローポンプスーパープラスのシリンダ部分にある可動ハンドルをスライド、又は回転させ、作業しやすい位置に移動し、固定します。
• ローポンプスーパープラスのシリンダの先端にあるラバー部分をトイレの便器の排水口にしっかり密着させます。
• ラバー部分が完全に浸る程度の水をトイレの便器内に入れ、隙間から空気が漏れていないか確認します。
• ローポンプスーパープラスを少し傾けます。トイレの排水管の奥に入れ込むようなイメージです。
• ハンドルを勢い良く引っ張り、排水管の水を吸い込みます。ローポンプスーパープラスのシリンダ内が陰圧となり、排水管の水や汚物が吸引されます。もし、抵抗力がほとんど感じられない場合は、隙間から水が入っているので、やり直してください。
• 引っ張ったハンドルを今度は押して排水管内に戻します。
• 引く、押すの出し入れの操作を繰り返し、抵抗感が無くなるまで行います。
• 抵抗力より弱くなれば、最後に、トイレに水を流して、排水の状態を確認しましょう。

作業のポイント

ローポンプスーパープラスをはじめ、真空式ポンプクリーナーの使用方法でよく間違っているは、空気圧で押してつまりを解消しようとするものです。真空式ポンプクリーナーの基本は、「ハンドルを引いて吸引してから押す」です。はじめから押すと、排水管内の汚れがつまりの部分にさらに蓄積して、より硬く固まってしまうことがあります。

まず、ハンドルを引いて、つまっている汚物を壊してから、ハンドルを押して、砕けた汚物を洗い流すイメージです。

強力なつまりには要注意

トイレが頑固につまっている場合は注意が必要です。記事の途中でも説明しましたが、ローポンプスーパープラスは排水管の水や汚物を35kgの重りで引っ張るくらいの吸引力を発揮します。女性の力では引けない場合は、男性に手伝ってもらうと良いでしょう。

それでもつまりが引けない時は、無理して作業するのは止めましょう。高い圧力によって便器や排水管の破損につながれば、高い修繕費となります。ローポンプスーパープラスを使って、つまりが解消できない時は、個人での作業はあきらめて、専門業者を呼びましょう。

まとめ

今回は、水周りのプロの専門業者が愛用しているローポンプスーパープラスについて紹介しました。少し購入コストは高いですが、それだけの吸引力と洗浄力を備えているので、安心して購入することができます。トイレのつまりはいつ発生するか予想ができません。トイレの異臭や「ポコポコ」などの異音、水の排水が悪いなどの予兆を見つけたら、すぐにローポンプスーパープラスで排水管のつまりを解消しましょう。

ローポンプスーパープラスに関するよくある質問