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皆さんはどのくらいの頻度でトイレ掃除を行っていますか?毎日、一週間、一ヶ月と、忙しさによって変わってきますよね。トイレは便器だけでなく、見えない排水管も日々、使うことでどんどん汚れていきます。排水管内の汚れがいっぱいになると、トイレがつまってしまいますので、定期的に清掃が必要です。

この記事では、トイレ用洗剤を使った日々の清掃方法や、トイレがつまった時の対処方法について詳しく解説してきます。トイレ用洗剤を使ったトイレ掃除は、本当に簡単です。最近、トイレがつまりそうで気になるって人も是非、参考にしてください。

トイレ用洗剤の種類

食器用液体洗剤でトイレつまりを直す方法_TT

ネットで、「トイレ 洗剤」と検索すると実にさまざまな商品がヒットします。数が多すぎてどのトイレ用洗剤がいいのか本当に困りますよね。ここではまず、トイレで使われる洗剤の種類について解説していきます。

洗剤の種類

トイレ用洗剤は、大きく分けて3種類があり、「中性洗剤」、「酸性洗剤」、「塩素系・漂白剤」になります。「どの洗剤が、一番効果があるの?」と聞かれても答えることができません。それは、トイレの汚れやつまりの原因によって、洗剤を選ぶ必要があるからです。

それで、それぞれの洗剤の特徴を詳しく見て行きましょう。

中性、酸性、塩素系の違い

高校性の化学で、酸性度を示す値でpH(ペーハー)を習ったと思います。過去のことでもうすっかり解らないと言う人も、pHと聞くだけで頭が痛い人もいるかと思います。

トイレの掃除に利用する場合、簡単に言うと、酸性度とは物を溶かす力になります。pHで言うとpH1~6が酸性、pH7が中性、pH8~12がアルカリ性(塩素系)と呼ばれています。このpHの違いによって、溶かせる汚れの種類が変わってきます。

トイレの汚れの原因は、実にさまざまですので、pHの違いを利用して、トイレ全体をきれいにすることができます。

洗剤成分との違い

トイレ用洗剤は、汚れを酸の力で溶かす酸性度が関係していますが、酸性度と洗剤はまったく別のものです。洗剤とは「界面活性剤」のことで、こちらは汚れを浮き立たせ、洗い流す作用があります。トイレ用洗剤の成分には、酸性度を決める塩酸や水酸化ナトリウムの他に、界面活性剤が一緒に入っています。

トイレ用洗剤の特徴と落とせる汚れ

3種類のトイレ用洗剤は、用途によって使い分ける必要があります。例えば、日々の清掃には中性洗剤が使いやすいですし、1ヶ月に一度の定期掃除、汚れがひどい時の清掃、トイレのつまりや排水管清掃には、酸性洗剤や塩素系洗剤が有効です。

では、それぞれの洗剤の特徴について詳しく見て行きましょう。

中性洗剤

中性洗剤は、日々の汚れをさっとふき取る程度の時に、便利に利用できます。中性洗剤はpH7付近であり、人の肌に触れても安全です。同様に、トイレの便器はもちろん、壁や床などさまざまな箇所で、対象物を傷めず使用することができます

中性洗剤で使いやすいのは、トイレ用シートです。水に溶けるタイプのシートに中性洗剤の成分や、抗菌作用のある銀(Ag+)が染み込まれているものです。汚れが気になる箇所をさっと拭けて、衛生的であり、トイレにそのまま流すことができるので、普段使いの掃除にぴったりです。

酸性洗剤

酸性タイプのトイレ用洗剤は、酸の力で汚れを溶かすことができます。主成分は、塩酸で3~4%を含んでいます。酸性洗剤で溶かすことができるトイレの汚れには次のような物があります。

  • 尿石

小便に含まれるカルシウムイオンが、トイレの便器や排水管に付着し、固まった塊。カルシウムは歯や骨の成分であり、トイレでは尿石として少しずつ大きくなります。カルシウムは、酸によく溶けるので、トイレの尿石除去には、酸性洗剤がおすすめです。

  • 悪臭(アンモニア)

悪臭の原因は、小便に含まれるアンモニアが原因です。尿石や便器にアンモニアが付着し、黄ばみが発生して、臭いの原因になります。酸性洗剤は、アンモニアを分解する作用があるので、臭いの原因を根本から取り除くことができます。

  • 滅菌作用

強い酸は、バクテリアなどの細菌を殺す、滅菌作用があります。そのため、トイレを衛生的に保つために有効です。

  • 水垢

トイレや台所など、水回りに必ず見られる水垢で、汚れが付着しやすくなります。こちらも酸の力で溶かすことができるので、便器がきらりとピカピカになります。

尿石や黄ばみは、トイレの排水管をつまらせる一番の原因となります。排水管にこびり付いた尿石や黄ばみに、大便やトイレットペーパーのかす、髪の毛などが絡みつき、ヘドロが固まってトイレがつまります。酸性タイプのトイレ用洗剤は、排水管の汚れを取り除き、つまりを解消することができます。

塩素系・漂白剤

塩素系・漂白剤は、アルカリ性洗剤でpH8~12です。主成分は、次亜塩素酸ナトリウムや水酸化ナトリウムが配合されています。そのため酸性洗剤とは、落とせる汚れの種類が異なります。塩素系・漂白剤で落とせる汚れには次のようなものがあります。

  • 黒ずみ、カビ

トイレの清掃をサボると、黄ばみと一緒に黒ずみが発生します。この黒ずみ、実はカビが繁殖したものです。見た目にも気持ち悪いし、衛生的にも良くないので、きれいにしましょう。塩素系・漂白剤には、カビなどの雑菌を殺す、強い抗菌作用があります。

  • 髪の毛

トイレをつまらせる原因の1つに髪の毛があります。トイレの床などを掃除した時、髪の毛が付着していませんか?トイレ用シートに包みそのままトイレに流すと思います。しかし、髪の毛は丈夫で水に溶けないので、排水管をつまらせる原因になります。塩素系・漂白剤は、髪の毛を溶かすことができるので、トイレのつまり解消に効果的に作用します。

  • 大便やトイレットペーパーのかす

トイレを利用すれば必ず出るものですが、日々の汚れが排水管に貯まっていると、少しずつ付着していき、いずれトイレをつまらせる原因になります。特に尿石などで排水管に突起物があると、どんどん絡み付いて大きくなります。このような汚れについても、塩素系・漂白剤は、汚れを溶かすことができ、つまりを解消できます。

塩素系・漂白剤は、生物が持つたんぱく質を効果的に溶かすことができます。そのため、大便、トイレットペーパー(原料は木)、髪の毛、カビなどの生物由来の汚れを効率よく溶かして、つまりを解消します。反対に、尿石やアンモニアには作用が弱いので、酸性タイプの洗剤とは用途が異なります。

入れたら危険、混ぜたら危険なトイレ用洗剤の組み合わせ

トイレ用の酸性洗剤と塩素系・漂白剤のボトルには、必ず「まぜるな危険」と大きく印字されています。この2つの洗剤は必ず単独で使用してください。

特に「酸性洗剤」と「塩素系・漂白剤」が混ざると化学変化が起こり、人体に有毒な塩素ガスが発生します。過去に、両者を混ぜた結果、塩素ガスが発生し、吸い込んだ人が死亡した例があります。吸い込むと吐き気や頭痛、呼吸困難や失神が起こることがあり、最悪、死ぬ可能性もありますので、絶対に混ぜないでください。

洗剤を使ったトイレのつまり解消法

トイレのつまりを解消できるトイレ用洗剤は、「酸性」と「塩素系・漂白剤」です。基本的な使い方は、どちらも一緒ですので、ここでは、トイレがつまった時の正しいトイレ用洗剤の使い方について解説していきます。安全に使用するために、11つ確認していきましょう。

用意するもの

トイレのつまりで準備する用具は、「バケツ、汲み取り用の柄杓(又は灯油ポンプなど)、新聞紙又はビニールシート、トイレ用ブラシやトイレシートです。また、「酸性」と「塩素系・漂白剤」洗剤は、強力ですので、自分の身の安全を守るために、「手袋、エプロン、三角巾、マスク、防御メガネ」を用意しましょう。

掃除の仕方

トイレ用潜在の使い方について、特にトイレの便器と排水管のつまりを解消する方法について、紹介していきます。

  • まず、便器内の水を柄杓や灯油ポンプを使って抜き取ります。
  • トイレの回りを新聞紙やビニールシートで養生します。
  • 換気扇を回し、トイレの扉を開け、換気を十分にします。
  • トイレの便器内に、トイレ用洗剤を入れます。目に見える範囲の汚れに直接かけましょう。つまり解消では、排水管の奥まで薬液を染み込ませたいので、100~250ml程度と多めに流し込みます
  • そのまま、30分以上放置します。(便器内の見える位置の尿石には、ブラシなどを使って磨くときれいになります。)
  • 最後に、バケツ1杯程度の水を流してください。水の流れ方を見て、つまりが解消されているか判断します。

注意点

  • 作業中、目に汚物が入った場合は、すぐに水で十分に洗い流し、異常がある場合は医師の診断を受けましょう。
  • 小さな子どもの手が届かない場所に保管してください。
  • 直射日光は避け、涼しい場所には保管しましょう。
  • 酸性タイプの洗剤では、タイル目地やコンクリート、金属を腐敗やサビさせる作用があるので、作業後しっかりと流水で洗い流しましょう。
  • 塩素系・漂白剤は、衣服に付くと白く色抜けをするので、色抜けしても良い作業着で行いましょう。
  • 塩素系・漂白剤の薬剤とは混ぜない、一緒に使わないことを徹底してください。有毒な塩素ガスにより、人体が危険にさらされます。

まとめ

市販で売られているトイレ用洗剤には、さまざまな種類がありますが、基本的な成分は、「中性」、「酸性」、「塩素系・漂白剤」の3つです。この記事を参考に、ご自宅のトイレのつまりの原因を考えて使い分けるようにしてください。トイレ用洗剤は強力なので、十分に安全を確保して作業をするようにしてください。

トイレつまりの直し方(完全版)|症状や原因別の自力修理法

洗剤でトイレつまりを直す方法に関するよくある質問

液体タイプの洗浄剤と粉末タイプの洗浄剤の違いを教えてください。

家庭用洗浄剤のなかに最も主流なのが、液体タイプです。定期的に掃除するときや軽い汚れを取り除きには、液体タイプで十分です。
粉末タイプの洗浄剤は、泡の力によって汚れを落とすことができ、業務用としてよく使用されています。粉末タイプの洗浄剤は長期間ストックできるというメリットがあります。
洗剤の使い方はこちら

液体タイプの洗浄剤を使う時の注意点を教えてください。

使用する時は素手で触らないでください。また、絶対に酸性タイプの洗剤と一緒に使わないことを気をつけてください。

洗剤以外におすすめの道具を教えてください。

日常的に家にあるモノなら、食器用洗剤もトイレットペーパーなどが原因のつまりが解消できます。

簡単なトイレのつまり予防方法を教えてください。

水に溶けやすいトイレットペーパーに切り替えることや、定期的にトイレの掃除をすること、タンク内の状態をチェックすることなどで、異常が早期発見ができますので、トイレ詰まりの予防に効果的です。

トイレ小便器のつまりの予防方法を教えてください。

定期的な掃除が必要です。男性用トイレの小便器は、尿石が溜まりやすいので、日常頃から小便器の中に尿石防止の薬などを置いておくのがおすすめです。