トイレつまり時のトーラー作業とは?使い方や作業内容・効果や費用相場を徹底解説
本記事ではトイレつまりの際に水道修理業者が行う、トーラー機やトーラー作業について解説します。
プロによるトーラーを使ったトイレつまり解消作業の内容や効果、費用相場などを徹底てきに解説!
安心してトーラー作業を任せられる業者選びのポイントなどもお伝えします。
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記事の内容
トーラーとは?
まずはトーラーとはどのようなものなのか、その特徴や種類について解説します。
トーラーとは配管(配水管)を通貫するための清掃道具
トーラーは、トイレや排水管などの配管内につまりが発生した際に、そのつまりを取り除くために使用される専門の道具です。
ステンレスや金属性のワイヤーの先にブラシやドリルなどのヘッドがついているのが特徴。
つまりの発生しているトイレの排水管などにワイヤーを差し込み、ワイヤーの回転力によってつまりの原因物を崩したり削ったりして通貫させるのです。
※通貫:貫通と同意。汚れなどを貫いて通すことをいいます。
トーラーにはさまざまな種類がある
なおトーラーには家庭用と業務用があり、価格や形状が大きく異なります。家庭用は軽微な形状のものが多く、業務用ではより耐久性や操作性に優れ、威力が高い用具になっているといった違いがあります。
トーラーのワイヤー長さは通常5~10mほどですが、長いものだと20m以上のものもあります。配管の長さや曲がり具合に応じて適切な長さのものを用意するのが一般的です。
またトーラーには手動式と電動式の2種類があります。
手動式トーラーは、ワイヤーの先端に取り付けられたヘッドを手元のハンドルで回転させながら配管内に挿入し、つまりの原因となっている異物を削り取ります。
電動式トーラーはモーターの力でヘッドを高速回転させるため、手動式に比べてより強力な洗浄力を発揮します。
ヘッド(アタッチメント)にも多くの種類がある
また、ヘッド(アタッチメント)の形状も用途に応じてさまざまな種類があり、それぞれで役割や効果が異なります。
- スネークヘッド/ドロップヘッド/ストレートヘッドなど:先端がコイル状になったもの
- マルチヘッド/ダブルソー:トイレつまり解消に最適。頑固な汚れを削り落とす
- ブラシヘッド/ワイヤブラシ:ブラシ状の毛がついたヘッド。主に清掃に使われる
- チェンカッタ/スパイクカッタ:数本のチェーンで汚れを叩き崩す
- カッターヘッド/ブレードカッター:先端が鋭利な刃になっている
- 板バネヘッド/フォークカッタ:先端にカーブしたバネ状の刃がついている
トーラー機のブランドにより呼び方はさまざまです。ほかにもたくさんのヘッド・アタッチメントがあり、汚れの質や配管の材質・形状に合わせて、最適なヘッドを選んで使用します。
トーラー本体の価格
家庭用トーラーの価格は1万円~3万円程度が相場です。業務用ほどの性能は求められませんが、軽度のつまりであれば十分対応可能です。
一方、業務用トーラーの価格は、一般的に5万円~15万円程度が相場となっています。
業務用は頻繁な使用に耐えうる耐久性や、操作性の良さ、高い威力が求められるため、家庭用に比べて高価になる傾向があります。
なお、電動タイプと手動タイプがあり、電動タイプの方が回転力が強くつまりの除去力が高いですが、価格も手動タイプより高くなります。
トーラーの仕組みと特徴
トーラーは、トイレなど各種配管や排水管のつまりを解消するための専門機器です。ワイヤーロープの先端に切削用の刃やブラシを取り付けた構造になっています。
ワイヤーロープを排水管内に挿入し、つまりの原因となっている異物や汚れの箇所まで到達したら、先端の部分を回転させながら前後にワイヤーを動かします。
ヘッドの構造とワイヤーの回転により、汚れを削り落とすようにして除去する仕組みです。
ただし汚れを崩す・削ることはできても、配管の外へと排出する力はないため、最終的には高圧洗浄機などで崩した汚れを洗い流す必要があります。
トーラーはこんなトイレつまりに効果的!
トーラーによるつまり解消作業は、トイレの排水管の奥深くで発生した頑固なつまりに効果的です。
トイレットペーパーや異物のつまりによる完全閉塞や、長年の汚れの蓄積による排水不良などが代表的なケースです。
たとえば以下のようなトイレつまりには、トーラーが効果的でおすすめです。
- 老廃物や汚物の蓄積によるトイレつまり
- 何層にも重なった汚れにより高圧洗浄だけでは取り除けないケース
- 配管の経年劣化でたまった汚れによるトイレつまり
- トイレットペーパーなどが配水管の奥の方でつまっているケース
- 排水管の途中で何カ所もつまりが発生している可能性がある場合
- 薬剤の影響で固まってしまった排泄物の除去
トーラーのワイヤーは長さが5〜20mほどあるため、便器の奥の排水管のつまりにアプローチできます。
水に溶けにくい固形物や大量のトイレットペーパーによる物理的なつまり、ヘドロ状や固形の汚れの蓄積により配管内が狭まってしまっているケースなど、幅広い原因のつまりに対応可能です。
トイレのつまりでお困りの際は、症状や原因に合わせて適切な方法を選択することが大切です。
どうしても改善されない場合は、トーラーを備えた専門業者に依頼するのが確実な解決策と言えるでしょう。
トーラーのメリットとデメリット
トーラーによるトイレつまり除去にはさまざまなメリットがありますが、デメリットとなる面もあります。
それぞれわかりやすく解説します。
トーラーを使ったトイレつまり除去のメリット
トーラーを使ったトイレつまり除去には以下のようなメリットがあります。
物理的につまりを除去できる
トーラーは先端の金具を回転させながら排水管内を進み、つまりの原因物質を掻き出すことでつまりを解消します。ラバーカップやパイプクリーナーでは取り除けない頑固なつまりにも対応できます。
排水管の奥深くのつまりにも対応できる
トーラーのワイヤーは5m~20mと長く、排水管の奥まで到達できるため、便器付近だけでなく排水本管のつまりにも対応できます。
排水管の途中、何カ所もつまりが発生している場合にも、段階的に除去できるメリットもあるのです。
電動式は強力な回転力を発揮
トーラーには手動タイプと電動タイプの物があります。電動式のトーラーは強力な回転力を発揮するため、固くて取りのぞきにくいとまりでも効果的に除去できます。
この強力な回転力により、高圧洗浄だけでは除去できないような頑固な汚れも取り除けます。
トーラーを使ったトイレつまり除去のデメリットや問題点
トーラーを使ってトイレのつまりを解消する際には、いくつかのデメリットや問題点があります。
便器や排水管を傷つける可能性がある
便器は陶器でできているため、回転するワイヤーが便器にこすれて傷がつく恐れがあります。特に古い排水管の場合、トーラーの回転力で管を破損させてしまう可能性があります。便器への損傷避けるため、便器の取り外し作業が行われることもあります。
操作には高い技術力を必要とする
トーラーは専門業者が使用する高度な道具です。プロの水道修理業者でも扱いに慣れるまで時間を要することがあります。
上手く使えなければ、かえって便器や排水管を傷つけてしまう可能性があるため、依頼時は作業に慣れている業者に依頼する必要があります。
トーラー作業+高圧洗浄などでコストがかかる
トーラーのみの作業では崩したつまりの原因物が排水管内に残ってしまいます。トーラー使用後は流水による洗浄か、高圧洗浄による排水管の清掃作業が必要となります。
高圧洗浄を行う場合は、それぞれの費用がかかってしまうため、全体的なコストが大きくなってしまう懸念もあるのです。
素人がトーラーを使うのはおすすめできない理由
トーラーの使用には特殊な免許などは必要ないため、一般の個人が購入して使うことができます。
しかし、素人があつかうのはとても難しいため、あまりおすすめできないのが正直なところです。
トーラーは金属製の柔軟なケーブルですが、無理な力を加えるとトイレ便器の陶器や排水管を傷つける可能性があります。また、ケーブルを過剰に押し込むと、排水管の曲がり部分で引っかかり、抜けなくなる恐れもあります。
ケーブルを適切に回転させながら徐々に押し込む必要があるなど、トーラーの操作には慣れが必要です。無理な力を加えると、ケーブルが折れ曲がり、つまりを解消できなくなってしまうこともあるのです。
このように、トーラーは専門的な知識と技術が必要なツールです。素人が無理に使うと、トイレや排水管を損傷する可能性があるため、おすすめできません。
決して安い用具ではないため、自力でのトーラー作業を検討されているのであれば、無理に購入せずプロに任せることをおすすめします。
専門業者によるトーラーの使い方と作業内容
実際水道修理業者がどのような流れでトーラーを扱うのか、全体的な流れと作業内容について解説します。
- 想定される汚れに合わせてトーラーのヘッドを選定・装着
- 便器側から排水管の奥へとワイヤーを挿入していく
- つまりにたどり着くとワイヤーが止まる
- 手先の感覚を頼りにつまりを崩しながら少しずつワイヤーを進めていく
- つまりが抜けたのを確認できたらゆっくりとワイヤーを引き抜く
- 必要に応じて流水(注水)または高圧洗浄機を使って配管を清掃する
トーラー作業ではどのような原因物がつまっているのか判断し、適切なヘッドやアタッチメントを選択することが重要です。
ワイヤーの進みが悪くなったとき、つまりに当たったのか配管のカーブに当たったのかなど、経験から判断して作業を進めます。
指先に伝わる感覚を頼りに、安全かつ的確につまりの原因を崩していくのです。
トーラーだけでは配管内の汚れを外へと出し切ることはできません。
トーラー作業後はホースなどで水を流しいれるか、高圧洗浄機で徹底的に洗浄を行いきれいにしていきます。
※便器を傷つけないため、あらかじめ便器を脱着してから作業を行う場合もあります。
※便器側からではなく屋外の排水桝からアプローチする場合もあります。
トーラー作業の費用相場
トーラーを使用したトイレつまりの解消作業の費用は、作業内容やつまりの度合いによって異なります。
一般的に、軽度のつまりであれば3メートルまでの作業で約33,000円が相場です。
長さを追加しなければならないケースや重度のつまりの場合、費用はさらに増加し、15メートルの追加作業で約20,500円がかかることがあります。
また、便器の取り外しが必要な場合は、追加で22,000円程度の費用が発生することもあります。必要に応じて、高圧洗浄作業が必要となる場合は、高圧洗浄にかかる費用なども計算に入れておく必要があるでしょう。
作業内容 | 修理料金相場 |
---|---|
トーラー使用 (距離によって料金加算アリ) | 7,000円~50,000円 |
高圧洗浄機使用 (距離によって料金加算アリ) | 8,000円~100,000円 |
便器の脱着作業 | 10,000円~50,000円 |
※業者により、上記費用に別途諸経費(基本料金や出張費、部材費など)が必要になります。
トーラー作業を依頼する際の業者選びのポイント
トイレのつまりを解消するためにトーラー作業を依頼する際は、適切な業者を選ぶことが重要です。
以下のポイントに注目して業者を選びましょう。
- 経験と実績:トーラー作業は高い技術力が求められます。豊富な経験と実績のある業者を選ぶことで、確実な作業が期待できます。
- 使用する機材:業者が使用する機材の性能が作業の成否を左右します。高性能な電動トーラーなども使用する業者を選びましょう。
- 対応エリア:緊急時に素早く対応できるよう、自宅の近くで対応可能な業者を選ぶのがベストです。
- 料金の透明性:作業内容に応じた適正な料金設定になっているか、事前に確認しましょう。
- アフターフォロー:作業後のアフターフォローが手厚い業者を選ぶと、安心して依頼できます。
経験と実績、使用機材、対応エリア、料金の透明性、アフターフォローなどを総合的に判断し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
トーラー作業はトイレつまり解消隊にお任せください
トーラー作業の検討が必要な際は、トイレつまり解消隊へご相談ください。
トイレつまり解消隊は、トイレつまりを専門とするトイレつまりに強い水道修理業者です。
高い技術力に定評があり、熟練の技術を必要とするトーラーや高圧洗浄機による作業も得意としています。
トイレつまりの原因や程度などを的確に判断したうえで作業を行いますので、トーラーが必要かどうかなども気兼ねなくご相談いただけます。
お見積りやご相談は無料、早朝・深夜の割増料金などもありませんので、まずは一度ご相談ください。
トーラーによるトイレつまり解消に関するよくある質問
- トーラーの洗浄って水だけでいいですか?
- トーラーには汚物が付着します。可能なら中性洗剤を使った方がいいでしゅう。終了後は、しっかりと乾燥させましょう。
- トーラーが錆びてしまいました。どうしたらいいですか?
- トーラーはステンレスで出来ています。一度、錆びがでたら取り除くことは困難です。そのまま使うか、買い換えるか検討しましょう。
トーラーの使い方はこちら
- 塩素系漂白剤と一緒に使えますか?
- 洗剤でも塩素系漂白剤は、トーラーの成分であるステンレスを腐食させます。そのため一緒に使うことは止めましょう。
- 簡単なトイレのつまり予防方法を教えてください。
- 水に溶けやすいトイレットペーパーに切り替えることや、定期的にトイレの掃除をすること、タンク内の状態をチェックすることなどで、異常が早期発見ができますので、トイレ詰まりの予防に効果的です。
- トイレ小便器のつまりの予防方法を教えてください。
- 定期的な掃除が必要です。男性用トイレの小便器は、尿石が溜まりやすいので、日常頃から小便器の中に尿石防止の薬などを置いておくのがおすすめです。