よくトイレを使用していると、便器の底にブラシで擦っても中々取ることができないものが付着しているときはありませんか?
実はこのザラザラとした汚れが『尿石』です。
その尿石汚れが付着したまま放置するのは要注意です。これが原因でトイレつまりのトラブルが発生することがあります。尿石が原因のトイレつまりは、尿石除去をする必要があります。
「でもどうやって尿石を取ればいいの?」と思い、トイレがつまったからといって水を流し続けると、水が溢れてしまい最悪な結果を招いてしまいます。
- そもそも尿石とはどんなもの?!
- 尿石が便器に付着しやすい場所とは?
- 尿石が付着してしまった!尿石除去の方法とは
- 尿石によるトイレつまりを予防するためにすべきこと
特にトイレは頻繁に使用する場所なので、トイレつまりは気長に待てるものではありませんので、早急に対処する必要があります。そんなトイレつまりにお困りの方必見!尿石除去の方法をお伝えします。
記事の内容
トイレつまりの原因になる尿石つまりとは
尿石とは
尿に溶けているカルシウムイオンが濃縮、また炭酸などと反応し、カルシウム化合物として便器や配管内に付着・沈殿したものです。
なぜ尿石でトイレつまりが起こるのか
尿石は、長年のトイレの使用による尿の汚れです。そして、長年細かい場所の掃除を放置した結果尿石が便器などについてしまい、トイレつまりを引き起こしてしまいます。尿石は早めに除去をすると簡単にとれますが、対処せずずっと手付かずで放置することにより、尿石が硬くなり黒っぽくなると業者に依頼するなどが必要です。そうならない為にも尿石がついているか日頃のお掃除の際にチェックしてみましょう!
尿石が付きやすい箇所
トイレつまりの原因になる尿石が付きやすい箇所は、一番は掃除が行き届きにくい箇所が多いです。その場所を覚えておくと、尿石が付着する予防になります。
便器のトラップ部
便器の底の水がたまる所です。掃除を頻繁にしない家庭や、小便は流さず大便のときにまとめて流すなどの家庭は尿石が付きやすくなります。
便器の縁の裏側
便器の縁の裏側は、なかなか掃除が行き届かないところではないでしょうか。便器の縁の裏側は、小さな穴がいくつか開いています。水を流した時に、水の当たらない箇所があるのでそこに尿石が付着します。場合によっては、穴が尿石で塞がっている時があるのです。
便座の裏側
便器の裏側に付着します。ウォシュレットタイプの便座でも付きます。特に前割れでないタイプに付着しやすいです。
尿石除去の方法
尿石除去をする方法もいくつかあります。洗浄剤や、道具別に尿石除去の方法をお伝えします。
酸性のトイレ洗剤
尿石除去には酸性の洗剤が効果的です。便器全部の洗浄や除菌、また消臭ができます。便座の裏側や便器手前の縁に付着した尿石は、掃除用のウエットティッシュや、キッチンペーパーなどに洗剤を湿らせて、少し時間を置きます。数10分後に軽くこするとふき取ることができます。
尿石除去洗浄剤
プロ仕様の尿石除去洗浄剤は、通販で手軽に購入できます。プロ仕様なので効果は抜群です。基本、つけ置きして使うとより効果が表れやすいので、液体が溜まる場所のみに限られます。便器の底の水が溜まる、トラップ部分に有効的でしょう。使用時に、ツンとした臭いがするので換気をしながら作業しましょう!
スクレーパー
スクレ―パーは鋭利な先端で幅があり、そぎ取るタイプの道具です。尿石除去にはガラス窓用のスクレーパーが有効です。先端はカミソリ刃のように薄い為、便器を傷つけることがありません。洗剤や水などで湿らせながら使用すると、より便器を傷つけずにそぎ落とすことができます。便器の底よりも、手が届くような便器の縁の裏側に使用すると落としやすいでしょう。便器の底の裏側は見えにくので、鏡で確認しながら作業しましょう。
Oリングピッカー
こちらの器具は、グリップがありピックが直角に曲がった金属のものが先端についているタイプのものです。便器の縁の裏側の水がでてくる小さな穴を掃除するものです。Oリングピッカーの先端で穴に付着している尿石を除去していきます。なお、水栓修理用のOリングピッカーとは種類が違いますので、それ以外のものを選びましょう。
汚水管の尿石の取り方
便器から排水された汚水は汚水管に流れ出ます。このとき『塩化ビニール』の汚水管は長年使用していると、劣化によって、配管がたるんでしまうと尿石が付着してつまってしまいます。軽度の尿石はお手入れで簡単に取れますが、重度になると鉄製のパイプをしようしている場合は、サビと共に尿石が固まって除去するのは非常に難しいのです。この場合、配管を切断しての大掛かりな作業が必要になってきます。
一般家庭であれば、高圧洗浄機を使用すると汚水管内の尿石は簡単に除去できるでしょう。使用する際は、汚水が飛び散ることがありますので、壁や床に新聞紙やビニールで汚れを防止すると作業後のお手入れが楽でしょう。
尿石によるトイレつまりの予防法
トイレつまりは、一軒家よりもマンションなどの集合住宅であると、下の階への水漏れなど被害が他人にも及ぶ可能性があります。そうなると自分自身だけの問題ではなくなるのでとても重大な問題になってしまいます。そうならない為にも、トイレの掃除はまめにするようにして、尿石によるトイレつまりを予防しましょう。また、尿石がベージュ色だと比較的簡単に取ることができますので早めの除去をおすすめします。今回の尿石がついてしまった、尿石がついてしまった際のポイントを以下にまとめました。
- 尿石は便器の水が溜まる所、または便器の縁の裏に付着しやすい。
- 尿石除去には、酸性の洗浄剤が効果的である。また、尿石除去専用クリーナーも◎
- 尿石除去には、専用の器具(スクレーパー・Oリングピッカー)でそぎ落とす方法も効果的。
- 尿石がつかないようにするには、日ごろのお手入れで予防できる。
尿石によるトイレつまりになると、除去をするのが困難です。日頃のお掃除で予防できれば、トイレつまりを予防できますよね。かといって毎日念入りにトイレ掃除をするのは出来ないご家庭も多いでしょう。ですので、トイレの便器に尿石が付着してしまった際は、今回ご紹介した方法で尿石除去の方法を試してみてください。
トイレつまりの直し方「完全マニュアル」
尿石によるトイレつまりを解消&予防に関するよくある質問
- おすすめの尿石除去剤を教えてください。
- デオライトLがおすすめです。ドラッグストアやホームセンターなどで販売しています。
- スクレーパーはどこで買えますか?
- ホームセンターやネットショッピングなどで購入できます。
- Oリングピッカーはどこで買えますか?
- ホームセンターやネットショッピングなどで購入できます。
簡単なトイレのつまり予防方法を教えてください。
水に溶けやすいトイレットペーパーに切り替えることや、定期的にトイレの掃除をすること、タンク内の状態をチェックすることなどで、異常が早期発見ができますので、トイレ詰まりの予防に効果的です
トイレ小便器のつまりの予防方法を教えてください。
定期的な掃除が必要です。男性用トイレの小便器は、尿石が溜まりやすいので、日常頃から小便器の中に尿石防止の薬などを置いておくのがおすすめです。