キッチンペーパーが原因トイレつまりの原因に!? 解消法&予防を解説
キッチンペーパーは、水分が付いた野菜や食品をふき取る紙です。とても使い易いキッチンペーパーはキッチンで大活躍する紙製の雑巾のようなものです。
キッチンペーパーはトイレに流しても良いのでしょうか?
- キッチンペーパーを流すとトイレつまりになる可能性がある!
- キッチンペーパーによるトイレつまりの解消法!
- トイレつまりで業者に依頼する時の注意点
- トイレつまりを予防する為に日頃から気を付けたいこと
今回はキッチンペーパーをトイレに流すとどのようになってしまうのでしょうか。またトイレつまりが起こってしまった時、自分でできる解消法があります。
そして、トイレつまりを起こさない為に気を付けたい事をまとめました!
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記事の内容
キッチンペーパーを便器に流すとトイレつまりになる?!
トイレのお掃除をするときは、必ずキッチンペーパーを使用します。キッチンペーパーは使っていて破れないし、使い終わったらトイレに流すだけで簡単です!
トイレのお掃除後、キッチンペーパーを流すのは避けたほうがいいですね。トイレットペーパーとキッチンペーパーは繊維の性質が違うのです。詳しく見ていきましょう!
キッチンペーパーは紙製の雑巾ですので、トイレ内をお掃除するときにも便利です。ピカピカになったトイレ掃除の後、そのキッチンペーパーをトイレに流してしまうと…危険です!
トイレにキッチンペーパーを流すと、トイレつまりを起こしてしまう可能性があるからです。その理由は、キッチンペーパーは水に溶けないのです。
そもそもトイレに流して良いものは、小便と大便、トイレットペーパーだけです。トイレットペーパーは、水に溶けやすく作っているので流してもトイレつまりが起こりにくいのです。
トイレットペーパーは、セルロースという繊維が短いという特徴があります。繊維が短いので水に浸すとその繊維がバラバラになり、繊維同士が分離するので水に流れやすくなるといった性質があります。
キッチンペーパーはトイレットペーパーと対照的で『水に濡れても破れにくい、紙製の雑巾』ですので、繊維と繊維がしっかりとくっついています。
水に浸してもバラバラになりにくいという性質から、トイレに流してしまうと詰まってしまう可能性が高いのです。
キッチンペーパーは水に溶けにくいのですね。ついついお掃除の後に流していました。もし、トイレつまりが起こってしまったら、どうしましょう…。
その場合はご自分でトイレつまりを解消できる方法があります。いくつか試してみたので、その結果をご覧ください!
どれが正解?!キッチンペーパーによるトイレつまりの解消法!
キッチンペーパーが詰まってしまった場合、どの方法が一番効果的に解消するのでしょうか。早くトイレつまりを解消しないと、と言って水を大量に流してしまうとトイレつまりが悪化してしまう可能性があります。
水をひたすら流すのではなく、取り出すことが大切です。ここではキッチンペーパーが詰まってしまった場合の解消法をお伝えします。
素手で詰まりを解消する
キッチンペーパーは水に溶けにくいので、ダイレクトに素手で詰まりを解消する方法です。「汚い…」と思う方も多いでしょう。
しかし、トイレのつまりを素早く解消したいと思っているなら、この方法が一番効果的なのです!ではやり方です。
- バケツか灯油ポンプで便器内の水を取り除きます。
- ゴム手袋をして、便器の奥まで手をいれてキッチンペーパーを取り出します。
- 大まかな汚れが取り除けたら、便器内に水を追加して何度か水を流します。
ラバーカップで解消する
ラバーカップ(スッポン)で、キッチンペーパーによるトイレつまりを解消する方法です。
- ラバーカップの半球部分を便器に密着させ、真空状態を作ります。
- 「押す」のではなく「引っ張る」イメージで、勢い良く2~3回引っ張る作業を繰り返します。
- ゴボゴボと言う音が聞こえたらキッチンペーパーによる詰まりが解消したという合図です。
- その後、出てきたキッチンペーパーを取り除きます。
何回か繰り返して、詰まりが解消できないのであればラバーカップの使用を中止してください。この場合、早めに専門業者に依頼すると良いでしょう。
ラバーカップには大きく分けて3つのサイズが用意されています。便器のサイズにあったラバーカップを使用することで真空状態を作りやすくなりますよ。
ワイヤーブラシを使って解消する
ワイヤーブラシは、トイレの排水口に入れて、ブラシの先端でつまりを削り取ることでつまりを解消できるアイテムです。
キッチンペーパーは水に溶けないため、汚れを掻き出しやすくおすすめの方法です。使い方は、
- ワイヤーブラシをトイレの排水口に差し込む
- 汚れ部分に当たったら、ワイヤーブラシを回す
- 少しずつ汚れを搔き出す
- 水を少しずつ流す
と比較的簡単は方法でつまりを解消することができます。しかし、ワイヤーブラシを使用する際のポイントが一つ!」
それは、むやみやたらにかき回さないことです。ワイヤーブラシの先端は細くとがっています。
繰り返しかき回すことで、便器の中を傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。
バケツと水を使って詰まりを解消する
バケツに水を汲んで、キッチンペーパーを押し出して解消する方法です。この方法はキッチンペーパーは水に溶けないので、あまり効果は期待できません。
この方法は、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどが詰まった場合に効果的でしょう。
パイプクリーナーなどの洗浄剤などで詰まりを解消する
パイプクリーナーなどの洗浄剤で、キッチンペーパーを溶かしてトイレつまりを解消する方法です。パイプクリーナーは排水溝などに詰まった髪の毛やほこり、水垢などを溶かすものです。
洗浄剤でもキッチンペーパーは溶けないので、この方法も効果なしです。
トイレつまりで業者に依頼する時の注意点
自分で解消法を試しても解消しない場合、業者に依頼しましょう。その場合、まずは見積もりを取ってください。
一社ではなく複数社に見積もりを出してもらい、金額や作業時間、工事後のアフターフォローなどを確認してください。
特にアフターフォローが付いてると、工事後に再度トイレつまりが起きた場合の追加料金を請求されずに済みますので大事な部分です。
金額的には軽度の場合は6000円~12000円程度です。重度の場合は、便器を取り外してキッチンペーパーの詰まりを取り除く作業が必要になってきますので、20000円~36000円は見ておいたほうがいいです。
このように高額な工事費を請求されない為にも、日頃からトイレつまりにならない為に気を付けて過ごしましょう!
トイレつまりを予防するために気を付けたい事とは
トイレつまりで自分で解消法を試しても解消されない時に業者に依頼するとなると、高い工事費を払うことになる可能性があります。
日頃からトイレつまりを起こさない環境を作ることが大切です。
トイレにはトイレットペーパー以外は流さないようにするのが、トイレつまりの予防になるのですね!覚えておくわ!
はい!トイレにトイレットペーパー以外を流すと、トイレつまりの原因になりますので紙類であっても、キッチンペーパーを流すとトラブルの元になるということなので気を付けてください!
- キッチンペーパーはトイレに流さないようにしましょう。
- キッチンペーパーが詰まってしまった場合、水は流さず「取り除く」方法が効果的です。
- トイレつまりを起こしてしまった時のラバーカップの使用は、キッチンペーパーをさらに奥へと押し出してしまわない様に、数回に留めておきましょう。
- ご自分で解消法を試してみて、トイレつまりが解消しない場合は専門業者に依頼しましょう!
上記のポイントをおさえていれば、キッチンペーパーがトイレつまりを引き起こしてしまった場合に、迅速に対応できます。一番大事なことは、キッチンペーパーはトイレに流さない事です。
「流すのはトイレットペーパーだけ!」と日頃からトイレつまりにならない為に予防しましょう!
トイレつまり解消グッズ
キッチンペーパーが原因のトイレつまりに関するよくある質問
- ラバーカップを使う時のコツを教えてください。
- ラバーカップのゴムの部分全部、水に浸かって、ゆっくりとラバーカップを押し込んで、もう押し込めないところまで押したら、勢いをつけてグッと引っ張ります。
ラバーカップの使い方はこちら
- 液体タイプの洗浄剤と粉末タイプの洗浄剤の違いを教えてください。
- 家庭用洗浄剤のなかに最も主流なのが、液体タイプです。定期的に掃除するときや軽い汚れを取り除きには、液体タイプで十分です。
粉末タイプの洗浄剤は、泡の力によって汚れを落とすことができ、業務用としてよく使用されています。粉末タイプの洗浄剤は長期間ストックできるというメリットがあります。
パイプクリーナーの使い方はこちら
- 液体タイプの洗浄剤を使う時の注意点を教えてください。
- 使用する時は素手で触らないでください。また、絶対に酸性タイプの洗剤と一緒に使わないことを気をつけてください。
ラバーカップは和式トイレに使えますか?
ラバーカップは3種類があります。それぞれ和式用・洋式用・節水型トイレ用です。しっかり区別して購入するようにしてください。
- バケツを使うときのコツを教えてください。
- コツとしては、できれば高い所からゆっくりとお湯を流すことです。また、排水口へ直接お湯が流れるようにしたほうがいいです。
バケツの使い方はこちら
キッチンペーパー以外に流してはいけないものは?
実は、キッチンペーパー以外にもトイレに流してはいけないアイテムがあります。最後に、トイレに流すとつまりの原因になってしまうものを紹介していきましょう。
「え!それも流したらダメだったの!?」と驚くものもあるかもしれませんね。
大量のトイレットペーパー
トイレに流すための紙なのに、流したらいけないの!?と驚かれている方も多いのではないでしょうか。
トイレットペーパーは水に溶ける性質ですが、大量に流すことで本来溶けるはずだった紙が溶けないまま塊となって配管に流れてしまうことがあるのです。
いくら水に溶けるトイレットペーパーでも塊となってしまっては、水をせき止めスムーズに流せなくなるのも当然ですよね。
「水に流せる」と記載してあるお掃除アイテム
最近では、
- 「水に流せる」ウェットティッシュ
- 「水に流せる」ポケットティッシュ
- 「水に流せる」生理用品
- 「水に流せる」トイレ掃除アイテム
などが多く販売されるようになってきました。これまでトイレに流せなかったものがトイレに流せるようになったことで、便利さを感じられるのは事実です。
しかし、トイレットペーパーでもつまりの原因となってしまうわけです。
従来のものにくらべ、水に溶けやすく開発されているものの、絶対につまりの原因にならないか?といわれるとそうではありません。
トイレのつまりを極力防ぎたいと思っているなら「水に流せる」と記載されていても、流さないようにすることが大切です。
食べ物
「排泄物を流せるんだから、食べ物を流しても平気じゃない?」とトイレをゴミ箱変わりにしている方はいませんか?食べ物と排泄物を同じと勘違いして、トイレをゴミ箱のように使うのはNGです。
食べ物の中には、排泄物とは違って、多くの油分が含まれています。油は水分と混ざりあうことはなく、冷たい水で冷えて塊となってしまいます。
水と混ざりあうことなく冷えて固まってしまった油分は配管内にこびりつくことで、つまりの原因となってしまうのです。
嘔吐物
気分が悪くては吐きそうなとき、汚れを最小限に抑えるためにトイレで嘔吐する方も多いのではないでしょうか。しかし、嘔吐物は消化しきる前のものなので、排泄物に比べ水に溶けにくい状態なのです。
また、先ほど紹介した食べ物と同じように油分が多く含まれています。
また同時に大量のトイレットペーパーも使用してしまうことでしょう。冷え固まった油分と大量のトイレットペーパーでつまりを引き起こしやすくなるため、嘔吐をする際には、ビニール袋に吐いて、ゴミ箱に捨てることが望ましいです。
生理用品やおむつ
生理用品やおむつは、血液や尿を吸収するためのアイテムです。つまり、トイレに流してしまうとトイレの中にたまっている水(封水)を吸収してしまう可能性があるのです。
おむつや生理用品は水を吸収させると驚くほどに膨張してしまいます。
トイレの排水口から繋がる配管は太くないため膨張した生理用品やおむつが簡単にトイレをつまらせてしまうのです。
水に溶けないもの
水に溶けないものをトイレに流すのは厳禁です。しかし、男性などお財布やスマートフォン、ライターなど「お尻のポケットに入れていて落としてしまった!」なんてことはよくある話です。
スマートフォンなど大きなサイズのものであれば、すぐに拾いあげることもできそうですが、ライターなど小さなものはすぐに一緒に流れてしまうので注意が必要です。
また小さな子供はトイレなど閉鎖的な空間を好む傾向があります。「遊んでいる途中に、誤っておもちゃをトイレに流してしまった!」なんてことにならないよう「トイレでは遊ばない!」とルールを決めることが大切です。
まとめ
トイレットペーパーもキッチンペーパーも同じ紙であるにもかかわらず、性質の違いでトイレに流すとつまりの原因になることがわかりましたね。トイレットペーパーよりも厚手で使いやすいキッチンペーパーですから、使用頻度が多くなるのも当然です。
しかし、便利だからといって、トイレに流すのはNG!重大なトラブルを引き起こしてしまうかもしれませんよ。また、キッチンペーパー以外にトイレに流してはいけないものも紹介しました。
トイレのつまりを引き起こさないためにも、トイレットペーパーと排泄物以外のものは流さないようにしましょう。
万が一誤って流しつまってしまった場合には、今回の記事で紹介しているつまりの解消法を参考にしてみてくださいね!