食べ物や残飯によるトイレのつまり|原因食べ物別の解消方法を徹底解説
トイレのつまりには、さまざまな原因があります。この記事では、特に食べ物によるトイレのつまりに注目して、解説していきます。
普段の生活において、食べ物をトイレに流すこと何て無いって思っている方も多いかと思いますが、トイレのつまりの原因としては意外と多いのが現状です。例えば、大便のかすでも消化不良の場合、嘔吐、残飯の廃棄など、食べ物をある程度の大きさでそのまま流すこと、それがつまりの原因になります。
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記事の内容
食べ物によるトイレのつまり
では、どのようなものをトイレに流したらつまるのでしょうか?多くの方が大便や丸めたトイレットペーパーくらい大きさなら流れるとイメージしているようですが、それは大きな間違いです。
大便やトイレットペーパーは、水に溶けたり、水圧の力でばらばらになったりするので、実は非常に小さいものもなります。トイレの奥は細く複雑な構造をしているので、固形物があれば、つまりの原因となります。
では、食べ物としては、どのようなものを流してはいけないのでしょうか?確認していきましょう。意外と感じるものがあるかもしれませんが、実際に流す人がいるので注意しましょう。
野菜くず
野菜くずなどは、燃えるゴミとして捨てるのが一般的ですが、収集日まで時間があり、異臭がした時、トイレに流す人がいます。野菜くずは、水に溶けませんので、固形物としてトイレがつまる原因となります。
嘔吐物
体調が悪い時や飲みすぎた時に、トイレに嘔吐物を流すことがあるかと思います。嘔吐物はしっかりと消化されていない場合があり、固形物として、トイレをつまらせる原因となります。
ガムや飴
ガムや飴は、食品でもトイレに捨てる人が多いものです。小さなガムなどは、気兼ねせずにトイレの便器内に吐き出す人もいるのではないでしょうか?ガムや飴も水に溶けにくい食品です。さらにガムの場合、トイレの便器や排水管にべっとり付くことがあり、つまりの原因を作ることがあります。
食用油
油は環境汚染の観点から台所で流してはいけないことを知っていると思います。油は、通常、固めるか、新聞紙等に吸わせて、可燃物として捨てます。
しかし、中にはトイレは下水道に通じるため、そのままトイレに流す人がいます。環境問題だけでなく、油分はトイレ便器や排水管にこびり付き、その他の汚れがまとわり付くことでトイレがつまります。
動植物
動植物と聞くと大きなものを想像しがちですが、熱帯魚や水草、枯れた観葉植物の葉、煙草などを小さな小動物をトイレに流す人がいます。食べ物とは少し違いますが、どれも水に溶けないものなので、排水管がつまる原因となります。これらは、基本的に可燃物として燃えるゴミとして廃棄しましょう。
包み紙
食べ物を包んでいた紙をトイレに流す人がいます。飴などのビニール製の包み紙は、当然、水に溶けません。また、紙製の包み紙を千切ってトイレに捨てる人がいますが、食品の包み紙は、耐水性に優れた紙を使う場合が多いので、水に溶けにくく加工されています。一時の面倒だからと言って、包み紙をトイレに流すのは止めましょう。
カップラーメンの汁
結構、多いのがカップラーメンの汁をトイレに流す人がいます。ラーメンの汁は健康上の理由で、全部飲まない人も多いと思いますが、その汁の捨て先にトイレを選択する人が多いです。
ラーメンには、食べ残しはもちろんのこと、油分や塩分、ミネラルとさまざまな成分が入っているので、排水管に沈着してつまりの原因になります。
食べ物によってトイレがつまった時の対処法
トイレをつまらせる食べ物について、意外だったでしょうか?「え!こんなことしないよ」って思う食べ物もあったと思いますが、実際にトイレに流す人がいるのも事実。では、食べ物によるトイレのつまりを解消する場合には、どんな方法があるか見て行きましょう。
スッポン
昔から人気の「スッポン」、最近では「ラバーカップ」と呼ばれているようです。ホームセンターなどで容易に手に入り、価格も1,000円以下の商品もあります。
スッポンは、用具の先にある半月状のラバー部分の吸引力によってトイレのつまりを解消します。手軽に作業することができ、女性の人でもつまりを解消することができます。
真空式パイプクリーナー
スッポンと同じ原理でトイレのつまりを解消する工具に、真空式パイプクリーナーがあります。スッポンよりも吸引力が5倍程度高いので、スッポンでは解消できないような強いつまりにも効果を発揮してくれます。真空式パイプクリーナーも近くのホームセンターなどで、1,000円程度で購入できる商品と、プロ仕様の数万円する商品がありますので、好きに選択することができます。
ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシは、名前の通りワイヤーの先にブラシが付いた形状で、ワイヤーは金属製又は樹脂製のものがあります。通常ワイヤーは1~10m程度と排水管の掃除を行うように設計されています。
トイレ側、または外の排水管側から、ワイヤー推し進めていき、つまっている箇所をブラシで洗浄します。トイレの排水溝は複雑な形状をしているため、変化に富んだワイヤーが使いやすいです。
高圧洗浄機
高い圧力で汚れを弾き飛ばして、つまりを解消することができます。高圧洗浄機は、大量の水がノズルから排出されるため、トイレ側から行うとつまりが解消される前に、水が噴出し、トイレ中に汚物が飛散することがあるので、止めましょう。高圧洗浄機は、家の外にある排水管の手前から、少しずつ奥へ進めていくのがコツです。
トイレ用洗剤
これまで、物理的な力でつまりを解消する方法について紹介しましたが、トイレ用洗剤も十分に効果を発揮します。トイレ用の洗剤には、その用途によって「酸性洗剤」と「塩素系洗剤」があります。食べ物によるトイレのつまりを解消するためには、「塩素系洗剤」を選択しましょう。
食べ物のほとんどはタンパク質で出来ています。塩素系洗剤は、タンパク質を分解する能力が高く、トイレの便器や排水管にこびり付いた食物系タンパク質をきれいに溶かして、分解してくれます。また、トイレットペーパーなども植物由来の成分ですので、塩素系洗剤で溶かすことが可能です。
食べ物によるトイレ解消でやってはいけないこと
インターネットでトイレのつまりを検索すると、さまざまな解消法がヒットします。その中で、食べ物がつまった時にしてはいけない解消法について紹介します。
クエン酸と重曹は悪化する危険あり!
トイレの洗浄によく使用する溶剤に、クエン酸と重曹があります。どちらもトイレ掃除としては非常に優秀ですが、トイレのつまり解消には少し力不足です。どちらも市販のトイレ用洗剤と比較すると、その洗浄力は低く、つまりが解消できない場合があります。さらに排水管にこびり付いた汚れを流し、つまりをより強固にしてしまう恐れもあるので注意しましょう。
熱湯をかける!
昔の人は、トイレがつまると熱湯をかけて解消していたようで、現在になっても、熱湯を便器にかける人がいます。水は温かくなると多くのものを溶かしやすくなりますが、トイレの排水管は複雑な形状をしているため、たどり着くまでに冷えて、意味がありません。また、直接熱湯を便器にかけると、便器が割れることがあるので絶対に止めましょう。
ラバーカップで押し込む!
ラバーカップの間違った使い方の1つに、押してつまりを解消するという方法があります。トイレの奥でつまっている状態を、さらに圧力で押し込むことになるので、つまりがより強固になってしまいます。同様に真空式パイプクリーナーや高圧洗浄機でも、つまりを硬くすることがあるので、使い方には注意しましょう。
まとめ
食べ物をトイレに流すことって、実は意外に多いものです。自分では気に欠けず、大丈夫と思ってトイレに流したことが原因でつまるといったケースがよく見られます。食べ物は流しで調理するので、そのまま可燃物として処理しましょう。
食べ物でつまるトイレに関するよくある質問
- 子どもがトイレにガムを流していました。このままで大丈夫でしょうか?
- 現在、水が正常に流れていれば、問題ありません。しかし、後になって水の流れが悪くなったらつまりの発生を知らせるサインですので、早めに掃除しましょう。
- トイレのつまりの原因がわりかません。まずは何をしたらいいでしょうか?
- まず、スマホなど、水に溶けないものを流したか、または落としたか家族に確認しましょう。思い当たる節がなければ、汚れによるつまりを疑います。手軽に作業できる洗剤による掃除か、すっぱんなどを利用してみてください。
- 嘔吐物が溜まり、便器に水がいっぱいになりました。どうしたらいいでしょうか?
- まず、便器内の水を柄杓やポンプで取り出しましょう。バケツなどに一時的に溜めてください。その後、対処していきましょう。
ワイヤーブラシを使うときの注意点を教えてください。
ワイヤーブラシを使用する時、汚水が飛び散る可能性がありますので、ビニールシート、雑巾、新聞紙などで養生しましょう。
ワイヤーブラシの使い方はこちら
液体タイプの洗浄剤を使う時の注意点を教えてください。
使用する時は素手で触らないでください。また、絶対に酸性タイプの洗剤と一緒に使わないことを気をつけてください。
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